何にもしばられない時間と空間
時間に追われている。顧問税理士の先生からは「11月30日までに年末調整の書類を提出してください」という手紙が届いているし、今日は13時から三重塾講師だ。クライアントとの課題も考えなきゃいけない。
瞑想をルーティンにしているのだが、なかなか「無」にはなれない(笑)
そんな中、「この電車に乗るわ」「了解。じゃ、石山駅北口ターミナルに車寄せて待ってるね」というゆるーい約束だけで、滋賀県へ行った。
ムービーこと動画部松井部長に乗っけてもらって、琵琶湖東沿岸をゆーっくりドライブ。文句ない秋晴れで、窓開け、久しぶりのおしゃべりを楽しみながら。
ムービーが新しいレコード屋を考えていて、そこはレコードという物体を売るのではなく、「語り合う場」。
たとえば、ぼくの「生涯ベスト10枚」といったアルバムを集まったみんなに話す。アルバムの中の、「マイ・フェイバリット・ソング、オレ、これが好きやねん!」という一曲も。すると「なんでわざわざ『サン・キング』なん? 『アビーロード』やったら『サムシング』とか、『オー! ダーリン』とか他にもあるでしょうに」というツッコミが入る。「いやいやちゃうねん。サンキングはね・・・」と、本当に、ほんとうにどーでもいい話が続く。
音楽のジャンルもバラバラ。ロック、ワールドミュージック、ジャズ・・・好きなことを各自勝手に言い合う。ま、そういう「大人のカタリバ」やね。
・・・・みたいな話とか、ムービーが中止になった第7回びわ湖チャリティー100km歩行大会(びわ100)を自主的に歩いた体験とか聞きながら。2日寝ないで歩くなんて、ありえない(笑)
高速に乗らず、下道をゆっくり。目指すは東近江市東中野にある中野ヴィレッジハウス。
ひでみん(小原日出美)がカフェやってる。
ここの氣がいい。
薪ストーブの炎を見てるだけでも癒やされる。
おかあさんが作ってくれたようなパスタ。
採れたてアオリイカ。
いつまでも食べ続けていたい。
この建物、もともとは江戸時代に作られた塩倉だって。
前が御代参街道(ごだいさんかいどう)という、これまた江戸の昔から人々が往来した風情ある道。
道って、車が走るためにだけあるんじゃないことが、あらためてわかる。
「ムービー、ちょっと歩く?」
気持ちいい。
空も青い。
時間の流れ、空色変わる。
ひでみん「みなさん、居心地いいみたいで、ずっとおられます。商売としてはどうかな、なんですけど(笑)」
客単価とか、回転数とか、そういう指標は、ここではヤボだ。
ぼくたちは、自分が主人公のはずなのに、予定に急かされる。
スマホのリマインダーにスケジュール決められてる。
一日、とても気持ち良い時間を体に流した。
カフェ営業終了後、ひでみんと動画撮影した。
とてもいいのが撮れたので、またシェアしますね。
あ、そうそう、ひでみんのCLUE CARDやってみた。
最後に残ったのが、これ。
いかにもぼくらしくて、気に入った!
何にもしばられない時間と空間。
みんなにも、おすすめです。
帰りの、空。