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スペースができた
独立起業といえば聞こえはいいが、自営を簡単に言い換えれば無職である。自分で自分を雇い、フルコミッションで仕事しているわけだ。21年の間その繰り返し。突然契約破棄を言われたりなんて、日常茶飯だし、出版社も本の売れ行きがイマイチだったら手のひら返しで冷たいよー。外の風は冷たい。
でね。何か(仕事でも恋人でも出世のチャンスでも何でもいい)を失ったとする。もちろん「そうきたか」なんだけど、その瞬間、こうとらえよう。
スペースができた
スペースができないと、次のものが入れない。
会社にリストラされたとする。そうきたか。でも、スペースができたんだ。自分の大切な人生の時間に。きっと新しい何かがそこに入る。すぐなのか、しばらくしてからなのかわからないけど。
映画やドラマで富裕層の部屋を描写するとき、できるだけモノを置かないようにする。逆に、残念な家庭の時はモノであふれかえらせる。
スペースが大事なんだ。
写真はJOYWOWオフィスホワイトボードを飾るマグネットたち。スペースがあるから、そこに1個入ることができる。
この名曲も、サビに入る直前、休符が入る。音のスペースがあちこちに用意されている。「音がないスペース」があるからこそ、生きてくる。
音のスペースといえば、この曲も。ドラムの「ない」スペースが心地よい。
人生を彩るのは、スペースだ。
『オバQ』や『ドラえもん』、『サザエさん』・・・昭和の名作マンガ、子どもたちは空き地で遊んだ。野球したり、鬼ごっこしたり。ぼくも楽しく遊んだ。いま、空き地、なくなった。空き地というスペースが社会や子どもを健康的に育てていたと思う。経済が空き地を無くしたわけなんだけど、空き地というスペースがなくなっていくのと、子どもたちのきゅうくつな思いとが比例していったんちゃうか。
予定をぎっしり詰めるのはやめて、スペースを作ろう。
フリーランスのあなた。仕事が1つなくなったら、その時間で家族と過ごすなり、勉強するなり、旅に出るなりして、彩りを増そう。そのためにスペースができたんだ。
スペース、歓迎しましょう。