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時間は存在しない

時間は存在しない。でも実感としては過去から未来へ一方向に流れるもの、という感じがする。新聞のテレビ欄がそれで、上から下へ時間は流れる。

「あ。その時間まだ帰れないから見れない。録画しておこう」

「視聴率」とか、「録画」という発想はまさにこの時間解釈から生まれている。野球が長引いたからドラマのアタマ30分かぶり、ラスト見れなかった、なんていうのもよくあった。「視聴率」という指標もこれで、番組を放送している同じ時間にテレビの前に人が何人座っているか、というやつだ。

ところが、TVerとかHuluとかのストリーミングサービスがアプリで使えるようになると、自分の都合の良いタイミングでサーバーへアクセスし、番組を「取り出せる」ようになった。量子力学でいう「時間」は、まさにこちらを指している。

ウーパールーパーちゃん全体の姿。まず、これを覚えてください。

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4次元の世界にいるとしよう。
ぼくたちは自分の人生を、こんな風に見ることができる。ウーパールーパーちゃん全体を、まるごと。
ところが、日常生活は3次元だ。タテヨコ奥行き。
その中でウーパールーパーちゃんを見ると、こうなる。ちょうど左から右へスキャンしていくイメージ。

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e

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a→b→c→d→e 向かって左から右へと流れていくように見える。こうして断片的にスキャンした「記憶」が「時間」と呼ばれるものであり、物理的実体は存在しない。

「オレの人生、振り返ったらさ」と、言う時、a→b→c→d→eそれぞれの「記憶」を振り返っている。つまり、「時間」とは、「記憶」に過ぎない。

記憶とは何か。耳と耳の間にあるもの・・・つまり脳・・・にだけ存在しているものであり、そんなものとは無関係にウーパールーパーちゃん全体はきちんと存在しているのだ。

時間は、言い換えれば、言語。時間の概念のない種族の人たちも世界にはいる。彼らが英語を学ぶと「時間」が生まれる。過去形や時制が入ってくるから。つまり時間とは、人間の創造に過ぎない。

時間も、そして人生すら、耳と耳の間にだけ存在するもの。

でも、あなた自身はウーパールーパーちゃん全体と同じく、ちゃんと存在している。時間になんか、とらわれず、楽しもう。ワクワクしよう!!

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Ayaskanというデザインスタジオの新感覚砂時計。素敵だよね。

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