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地下二階に栄養を
休暇もらって、京都行ってた。
仕事でも最低月二回行ってるのに、なんでまた休みの日まで行くのかというと、シンプル。
京都、好きやから(笑)
よしもと祇園花月
ここは元映画館だった場所で、収容人数は桟敷席入れても502
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客席と舞台が近いのがいい。
ぼくがよしもと行くなら、難波よりこっちだね。
コロナ前はしょっちゅう行ってた。
新喜劇舞台の写真撮影もオッケーだった。
くじで、お客さんが舞台に上がって「ズッコケ」やるイベントもあって。
チャーリー浜さんがソロでトークしている最中、子どもが泣き出した。大声。
チャーリーさん「うるさい!!(怒)」
子どもがますます泣き出す。
お客さんそれで笑う・・・
前から2列目のおじいさんのケータイが鳴る。
隣のおばあさん「あんた、止めぇや」
おじいさん「止め方、知らんもん」
客席、それでドッと笑う。
という、なんとも和やかな空気だった。これ、コロナ前の話ね。
さて、コロナ後初の祇園花月。どうなってるかな。
平日金曜午後の回
客席ほぼ埋まってる。
面白いのは、若い女性が多いこと。「毎日が日曜日」の年寄りはむしろ少ない。
大学が試験後の春休み、出演者が若い女性に人気の組が出ているからかも。
席は2F席だったけど、この劇場は1Fよりむしろ2F、3Fのほうがいい。
ずっと見下ろせるし、客席のノリを目で見ることができる。
最初は漫才
カベポスター
さや香
アキナ
スマイル
COWCOW
テンダラー
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みんな面白かった! 特にトップバッターのカベポスターは笑った。
ぼくの前の若い女性が彼らをケータイ待ち受けにしていた
(わざと覗き見たのではなく、自然と見える位置だったので)。
ネタが共通していて、どれも、「地下二階」深層心理をベースに作られていたのがびっくり。
上級の笑いなんだけど、みんなひっくり返るほど笑ってる。
そう、関西の子どもはこのように、よしもとで英才教育受けて育ってるんです。
だから、映画『アンダーニンジャ』のギャグではクスリ、とも笑えないんです。
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あれは本当にひどかった。生涯観た中でも、最低レベルのひどい映画でした。
山崎賢人、浜辺美波、白石麻衣、間宮祥太朗・・・・名優たちのムダ遣い。
吉本新喜劇「アキコの恋する男は辛いね~!」
アキ座長、未知やすえ、吉田ヒロ、山田花子、烏川耕一・・・
アキが本当に面白い。彼の「しゃべくりギャグ」、これまた地下二階に関わるネタの面白さで、爆笑した。
今回の旅のテーマは「地下二階」だったね。
そういえば、初めて行った『GOOD NATURE STATION』
高島屋の3Fから行ける。独特の店舗空気。
コスメ&トイレタリー NEMOHAMO
セレクトショップ KA SO KE KI
パティスリー&チョコレート RAU
これらショップに置いてあるどの商品も、「買わないと生活できない」ものはひとつもない。
ひとつもないけれど、なんか、欲しくなる。
深層心理、心の奥の、奥の、奥の地下二階が欲してしまう。
「買わないと生活できないもの」をどこまで安くできるか
で疲弊したのが日本経済だから、これから振り子はゆっくり元に戻ると読んでいる。
「ひたすら寝る場所」化したのが日本のホテル・・・全ホテルがアパ化した・・・だとすれば、必ず振り子は元に戻る。
お気に入りの老舗ホテルに滞在したのだけど、ここはムダな空間だらけ。それがいい。
ムダな空間は、こちらの行動を指令しない。何やっててもいい。
ムダのないアパ的ホテル空間は、「寝る」「風呂」以外はすべて削除されていく。
「寝る」しかない。「風呂入る」しかない。
ぼくが滞在したホテルは、「ぼんやり」したり「居眠り」したり、「ただ座って」いたりした。
ここのところずっと忙しかったので、ぼくの深層心理が求めていたんだろう。
身体全体が喜んでた。
こうして、ときには自分の地下二階に栄養あげないといけないね。