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お金がなくなる
紙とか硬貨とか、お金を使うことそのものがなくなってきてる。
クレジットカードも、物体としてのプラスチックカードを使うことはまれだ。カード番号を入力するだけ。
コンビニ支払いはSuicaだし、
地下鉄乗るのも同じくSuica。
新幹線もSuica。
全てiPhoneに入れてるアプリだから、プラスチックカードのSuica、どこかにやってしまって、ない。
小銭入れを最後に使ったのはいつだったか。
先月出張した先で、トラディショナルな老人タクシーが現金オンリー、その時か・・・というか、ぼくが現金に触れるのは、月イチの出張で、同じ時(老人タクシー)だけだ。
お金はデータになってる。
送金とかするけど、要するにこっちのデータをあっちに移すだけだ。
給料が振り込まれる。口座にある金額(数字)は引き出せる金額を表示しているデータ。
キャッシュレス社会が進んでるから、物体としてのお金はどんどん触らなくなってる。
おそらく未来の子どもたちは「これがお金です」と博物館で見るようになる。
「財布って何?」
「クレジットカードっていうの昔あったらしいですね」
げんにコミュニティの中では、物々交換みたいなものが発生していたり、「循環」が生まれてる。
AさんがBさんのお店で買う→ Bさんがその売上でCさんのお店に行って食事する→CさんがAさんのお店で買い物する
「あ、ちょっともらいすぎちゃった。300円多い。PayPayのQRコード教えて」
振込だと手数料がかかるけど(場合によっては700円以上かかることもある)、これだと無料。実際これで、那覇と和歌山に住んでる人へ返金した。
今週、3万円の送金もPayPayでやった。
「銀行振込」というのも、昔話になるのだろうね。
そして、もっと根本的な話として、「そもそもお金というものは必要なんだろうか?」という議論になると思う。
お金より、「ありがとう」「助かりました」「お互い様」といった陽のエネルギーを帯びた言葉たちが通貨の代わりになっていくんじゃないかな。
その陽エネルギーの蓄積が、いざというときに人を助ける。
そういう地球になっていく気がしてならない。