見出し画像

針飛びのお直し

欲しくて欲しくて、長年探していたレコード、しかも相場よりかなり安く見つけられて、嬉々として聴き始めたら音飛びが発生した。しかもループしちゃうやつ。

経験上、レコードをクリーニングしたり、固く付着した汚れを取れば大抵クリアできるのだが、これが傷やプレスにまつわる針飛びだと面倒だ。今回のは傷。しかもぱっと見ではよく分からない傷が溝に沿って走っている。

ネットで「レコード 針飛び 直す」とか検索すると下記のように直し方が出てくる。

ここでも紹介されているが、ルーペで該当箇所を確認し、つまようじで溝を優しくなぞるという方法で、自分もそのやり方に加えて、レコードカートリッジを奥に押し込みつつ、該当箇所を往復させる。つまり、レコード針で直すやり方も実践している(物理的にこの方が安全とレコ屋の人に昔教わった)。

この「溝を開通させる」やり方で直せたときもあるが、自分が下手くそなのか、その確率は低い。今回も何度かトライしてみたが上手くいかず。

針飛びの箇所を繰り返し聞きながら続ける作業は、空しさを増幅する。隣の溝に行ってくれれば良いだけなのに。長年探していたレコードなのに。

奇跡を信じてもう少し作業を続けてみようと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?