スペイン語学習は英語を介すると便利
コロナのパンデミックでボランティアガイドの需要もなくなり、5年ほどさぼっていた語学学習を2024年末に再スタート。久々のスペイン語、持っていた本に以下のような文がありました。
La economía española experimentó un crecimiento real en términos del Producto Interior Bruto a precios del mercado del 5 por 100,…
サッと見た感じで、economíaはeconomiまで同じ英単語が存在するので、経済の話なんだなと想像でき、Producto Interior Bruto と出てくれば、Gross Domestic Productかな?とまず想像できました。
あとは1つを除き、どの単語も西和辞典を見れば、「これだ!」と言う意味が見つかります。
でも、términosと言う単語には意味がいっぱいあり、この文の場合、どの意味がしっくり来るか良くわからなかった。
で、ChatGPTに聞いてみたところ、以下の回答を返してくれました。
「ここでの términos は、「観点」や「基準」という意味で使われています。したがって、en términos del Producto Interior Bruto は、「国内総生産(GDP)の観点から」や「GDPを基準にして」という意味になります。」
再度、西和辞典を見てみると、確かに「観点」と言う意味があった。でも、何かしっくりこない。それで英和辞典を見てみると、in terms ofという熟語があります。あっそうか。英語vs西語で、inはen、termsはtérminos、ofはdeで、delは前置詞deと定冠詞 elが文法的にdelとくっつくだけなので、結局 in terms of = en términos deということかと、なぜか納得できた。
熟語に限らず、スペイン語の文章を訳す時、そのスペイン語の単語に相当する英単語を見つけて、英和(大)辞典で訳を探すと西和辞典で見た訳よりもしっくりくる場合が結構ある。英和辞典と西和辞典では需要の規模が違う分、質も違うのではないかと思う。
以前、通訳案内士の試験を英語で受験した時、日本語から英語に訳しなさいという問題があり、西語ならわかるのに英語でわからないという事態が発生した。「西語ならわかるのになあ」と思いながら、空白で提出したところ、帰宅して和英辞典で見てみると、西語と同じ単語だった。「しまった!ダメもとで書いておくべきだった!」と後悔先に立たず。実際、英和辞典には結構スペイン語からの外来語が存在する。
やはり、せっかく英語は私の世代でも大卒までに10年程度は勉強したのだから、外国語学習には有効利用すべきでしょうね。