特定フォルダ内のファイル名を一覧表示して見たいとき、どうやっていますか?【コマンドプロンプト編】
フォルダ内のファイルを一覧で見る方法をざっくり考えると、私なら4通りはすぐに思いつきます。
・エクスプローラーで表示する
・コマンドプロンプトでdirコマンドを使って表示する
・コマンドプロンプトでテキストファイルに出力し、エクセルで開く
・VBAでエクセルのシート上に表示する
ただ単に見たいだけなら、エクスプローラーで表示するのが一番手っ取り早いと思いますが、ファイル名を使って何かの作業をしたいとなるとエクスプローラーでの表示は、ファイル名を取り出すには、1ファイルずつファイル名を編集可能にしてコピーするのは面倒で、あまり便利ではなさそう。
今回は上記の4つのうちVBA以外の3つについてご紹介したいと思います。
①エクスプローラーで表示する(PrtSc(プリントスクリーン)キーを押して、
エクセルのシートに画像としてペーストすれば、見るだけなら十分)
②コマンドプロンプトでdirコマンドを使って表示する
手順 1.Windowsキーを押しながらRキーを押して、「ファイル名を指定して
実行」のウィンドウを表示し、
手順 2.名前(O):にcmdと入力し、OKをクリックし、
手順 3.黒地に白字のコマンドプロンプトの画面を表示し、
ポインターがある ">" の左側が現行のフォルダ(ディレクトリ)にな
りますので、一覧表示したいファイルが保存されているフォルダが
例えば、C:\Users\A\Bにあるとすると、BフォルダはUsersフォルダの
下位のAフォルダの下位にあり、dirコマンドにファイルがある場所
(現行フォルダ)を教えてあげる必要があります。現行フォルダをBに
変えてみましょう。 以下のようにします。
C:\Users>の、>の右に、「CD A (CD+半角スペース+A)」と入力し、
Enterキーを押す (C:\Users>CD A とし、Enterキー)
上記の処理で現行フォルダがAに変わっていますので、今度は
C:\Users\A>の、>の右に、「CD B (CD+半角スペース+B)」と入力
し、Enterキーを押す (C:\Users\A>CD B とし、Enterキー)
これでC:\Users\A\Bが現行フォルダになりましたので、dirコマンドを
実行すると、フォルダ内にあるファイル名が一覧表示されます。
(私のPCのフォルダ設定を隠したいので\????\のように変えています)
私のPCにあるフォルダC:\Users\????\Test_Invvoicesに置き換えて
実行してみると、
CD+半角スペース+下位フォルダ名で下の階層のフォルダに進んでゆくか、CD..で上の階層に戻るかで対象フォルダにたどり着き、>のところで、dir と入力してEnterキーを押す、あるいは、拡張子がxlsxのエクセルファイルのみ表示したいのであれば、dir *.xlsxと入力してEnterキーを押せばOKです。
③コマンドプロンプトでテキストファイルに出力し、エクセルで開く
②で入力したコマンドの右に、データを出力したいファイル名を追加入力します。以下の通りです。
dir *.xlsx > xlsxFiles.txt
(ファイル名は好きな名前でOKですが、拡張子はTXTがいいと思います)
ファイル名(に拡張子はなくても大丈夫ですが、.TXTをつけておくのがいいと思います)を ">"の右に追加入力してEnterキーを押すと、同じフォルダ内にdirコマンドで取り出されたファイル名を含む②で表示されているデータが、テキスト形式のファイルに出力され、エクセルで開けます。
※③については、デスクトップにバッチファイルとして一連のコマンドを入れたファイルを置いておいて、ダブルクリックで実行する方法もありますが、今回は端折ります。
コマンドプロンプトはかなり古くからあるやり方で、今でも使えるのが不思議な感じはしますが、知っていると結構便利なこともあります。以下に、私がよく使うコマンドを紹介します。
1.現行のフォルダ(ディレクトリ)を変更する時、
下位のフォルダに移動する時:CD 下位のフォルダ名
上位のフォルダに移動する時:CD.. (CD+"."を2つ)
※CDはChange Directoryの意
2.フォルダ内のファイル名、フォルダ名等を表示する時、
dirか、dirの後に半角スペースを入れて、表示したい条件を入れる
*(ワイルドカード)を使うと、どの1文字でも複数文字でも、代わりに
使えるので便利です)
3.表示した情報をクリアする(消す) => cls (シー・エル・エス)
4.PCのWindowsのバージョンを見る => winver
5.PCのシステム情報を見る => msinfo32
6.コマンドプロンプトの画面を閉じる => exit
上記の「手順1」に記した「ファイル名を指定して実行」のcmdを入力した
名前(O):のところから実行できるものとして、上記の4,5がありますが、
以下も覚えておくと便利です。
エクセルを立ち上げる => excel
ワードを立ち上げる => winword
NOTEPADを立ち上げる => notepad
ペイントを立ち上げる => mspaint
VBAでのやり方は別途【VBA編として】アップしたいと思います。