サラブレッドクラブライオン2023募集馬(2022年産)AI馬体診断
2022年産の一口クラブ1歳募集馬のAI馬体診断の第20弾として、サラブレッドクラブライオンの募集馬の診断結果を公開する。
全20頭の募集で平均スコアは0.28と、日高系クラブとしてはほぼ平均的な評価となっている。
TCライオンの募集番号は募集金額の高い順に並んでいるので診断スコアと募集金額の比較がしやすいが、募集額上位10頭の平均スコアが0.36、下位10頭が0.19なので、平均的に見ると高額馬のほうが高評価となっていると言える。また、牡馬と牝馬で分けてみると、牡馬平均スコア0.31、牝馬平均0.23と、こちらも若干牡馬のほうが評価が高くなっている。
サラブレッドクラブライオンの2020年産のAI馬体診断結果と現在までの競走成績を比較して、AI馬体診断の精度を検証してみる。
2020年産のAI馬体診断スコアを公開したのはこの記事で、そこで診断スコアの上位である0.60以上の評価を得ていた5頭の中央在籍時の競走成績(2023/10/06現在)を見ると、以下の通りとなっている。
・0.91 イサイ(中央抹消:3戦0勝 [0-0-0-3])
・0.89 ダオラダオラ(中央抹消:5戦0勝 [0-1-0-4])
・0.86 コントラポスト(現役:6戦2勝 [2-1-2-1])
・0.79 レイカットスルー(現役:7戦1勝 [1-1-0-5])
・0.66 カイザーブリッツ(現役:11戦1勝 [1-1-2-7])
ここまでライオンのこの世代で評価した20頭中9頭が勝ち上がっており、勝ち上がり率は45%と優秀な成績を収めている。一方で上記の高評価組は上位2頭はいずれも勝ち上がれなかったものの、5頭のうち3頭と過半数は勝ち上がれたことから、若干クラブ全体の平均より上となる結果と言えそうだ。
しかしながらTCライオンでこの世代を代表する馬という観点では、UAEダービー3着の後、ケンタッキーダービーに歩を進めた(残念ながら出走取消)コンティノアールが該当すると考えるが、この馬の評価スコアが0.41とそれほど高くない(募集馬の平均より僅かに高いぐらい)であったのは少し残念に思われる。
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