ワラウカド2024募集馬(2023年産)AI馬体診断
2024年度の一口クラブ募集馬の馬体診断の第18弾として、ワラウカドの診断結果を公開する。自分の入会しているクラブであり、出資馬選びにも関わるので若干身が引き締まる。
ワラウカドは例年通り全7頭と少数の募集で、診断スコアの平均は0.25となった。社台・ノーザン系以外のクラブとしてもかなり低めの平均スコアとなっている。
個別に診断スコアを見ても、最高評価となったのがチャパティの2023の0.48で、社台・ノーザン系の平均よりやや低い程度でありあまり高いスコアとは言えない。最高募集金額のブリスフルビートの2023も0.25と、クラブ平均よりやや高い程度でこちらも評価は高くない。
ただ、ワラウカドの募集馬写真を見ていると、馬体写真の標準から外れるようなところもあるので、それが評価が上がらない原因の一つかも知れないとも思っている。例えば、前脚が重なって写っていたり、首の角度が一定ではなく低い状態で写っている写真などが見受けられ、他のクラブ(特に社台・ノーザン系)と比べると標準から外れた姿勢であることから診断の精度が落ちるのではないかという懸念がある。
馬体写真がきっちり撮れているとAI診断に限らず横の比較もしやすく、何より牧場(クラブ)の格を感じるところにもつながるので、ワラウカドでも是非改善してほしいと思うところだ。
ワラウカド2021年産のAI馬体診断結果と現在までの競走成績を比較して、AI馬体診断の精度を検証してみることにする。
2021年産のAI馬体診断スコアを公開したのはこの記事で、他クラブでは診断スコアが上位だった10頭程度を選んで結果の確認をしているが、ワラウカドは全て挙げても7頭しかいないので、全頭の競走成績(2024/09/28現在)を見ることにする。
・0.83 ヴィレム(現役:6戦2勝 [2-1-0-3])
・0.57 カポデテュティカピ(中央抹消:4戦0勝 [0-0-0-4])
・0.53 キングズロア(中央抹消:2戦0勝 [0-0-0-2])
・0.20 サクソフィーナ(現役:7戦1勝 [1-0-2-4])
・0.16 クライノーモア(未出走)
・0.09 フラーハ(現役:4戦1勝 [1-0-1-2])
・0.09 シームレス(中央抹消:9戦0勝 [0-0-1-8])
上記の通りここまでワラウカドのこの世代では、勝ち上がったのは全募集馬7頭中3頭で、勝ち上がり率は42.9%となっている。勝ち上がりとAI評価に相関が見られるかというと、微妙なところとしか言えない。抜けた最高スコアとなったヴィレムがこの世代の出世頭となっているのは評価できるものの、その他2頭の勝ち上がり馬が決して高い評価ではなかったり、2、3番手評価を得た外国産馬2頭が掲示板にも載れずに中央未勝利で終わったりと、満足いかないところも多い結果となっているように感じた。
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