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ロードサラブレッドオーナーズ2022募集馬(2021年産)AI馬体診断
(2023/03/29: 追加募集の4頭の評価表を追加 - いずれも2022年北海道1歳市場に上場された時の立ち姿写真を使用して評価したもの。記事本文は追加・修正なし)
2021年産の一口クラブ募集馬AI馬体診断の第21弾として、ロードサラブレッドオーナーズの馬体診断結果を紹介する。
全30頭の募集で、平均スコアは0.50、満点評価1頭と、非社台・ノーザン系のクラブの中では優秀なスコアとなっている(ここまで紹介した非社台系クラブ馬の平均スコアは0.42)。
昨年の馬体診断の紹介でも書いたが、募集馬のほぼ半数をクラブ出身のトップ種牡馬であるロードカナロア産駒が占めるというのは好意的にとらえている。診断スコアで言うと、昨年はロードカナロア産駒とそれ以外で大きな差があったが、今年の募集馬ではカナロア産駒とそれ以外で平均0.48と0.52で、むしろロードカナロア産駒以外のほうが診断スコアが高いという結果が出た。まあそれ以外でも優秀な種牡馬を揃えているから、という見方ができなくもないが、どのような結果となるのか気になる。また性別の平均スコアは牡馬が0.56、牝馬が0.37と、かなり牡馬のほうが高いスコアとなっている。
募集価格とスコアとの相関については、満点評価のキープセイク21はロードカナロア産駒の牡馬では最安値タイであったり、一方で圧倒的最高募集金額のスピニングワイルドキャット21は0.82と良い評価がされていたり、相関の有無はなんとも言えない。
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他クラブ同様、ロードサラブレッドオーナーズの2019年産のAI馬体診断結果と現在までの競争成績を比較して検証してみる。
2019年産のAI馬体診断スコアを公開したのはこの記事で、一般公開したのはスコア0.70以上の診断結果となったものだけとしていた。ロードの該当馬は対象33頭のうち6頭で、中央在籍での競争成績(2022/10/06現在)を見ると以下のようになっている。
・0.89 ソメット(中央抹消:5戦0勝 [0-0-0-5])
・0.85 ロードヴァレンチ(現役:9戦3勝 [3-1-1-4])
・0.85 ロードマグマ(中央抹消:8戦0勝 [0-0-2-6])
・0.79 ロードバルドル(現役:10戦2勝 [2-0-2-6])
・0.78 ロードシャマール(中央抹消:10戦0勝 [0-0-2-8])
・0.71 ロードアラビアン(現役:4戦2勝 [2-0-1-1])
ロードのこの世代では全33頭中13頭が中央で勝ち上がっており、勝ち上がり率としては39%である中で、上位評価6頭では半数が勝ち上がっているのは若干評価できるところか。ただしG3青葉賞2着でオープン馬となりダービーに出走したロードレゼルを0.07とかなり低評価してしまっていたり、3勝クラスまで勝ち上がった2頭のうちもう1頭であるストーリアのスコアが0.22としていたりと、このあたりは不満の残る結果と言える。