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ターファイトクラブ2024募集馬(2023年産)AI馬体診断

2024年度の一口クラブ募集馬の馬体診断の第10弾として、ターファイトクラブの診断結果を公開する。
ターファイトは当歳時から募集が始まっている11頭と、1歳から新規募集を行う10頭の全21頭の募集で、診断スコアの平均は0.34となった。

高額募集馬のスコアを見ていくと、最高募集額は新規募集馬のコントレイル産駒であるドリームオブジェニーの2023が募集総額6500万円で、診断スコアは0.38とほぼクラブの平均近いものとなった。次いで以前から募集されていた2頭、ヴァローアの2023とファンディーナの2023がともに5000万円の募集で、スコアはそれぞれ0.00と0.36となっている。あまり高額募集馬から高評価が出ていないようだ。
一方でこの世代の最高評価となったのは募集総額1600万円のダイワバーガンディの2023で0.92というスコアであった。

ターファイトクラブ2021年産のAI馬体診断結果と現在までの競走成績を比較して、AI馬体診断の精度を検証してみることにする。
2021年産のAI馬体診断スコアを公開したのはこの記事で、そこで診断スコアが0.50以上であった3頭の競走成績(2024/08/02現在)を見ると、以下の通りとなっている。
・0.61 キャンディタフト(現役:4戦0勝 [0-0-0-4])
・0.58 オーブルクール(現役:1戦0勝 [0-0-0-1])
・0.53 インペリオ(中央抹消:11戦0勝 [0-0-0-11])

ここまでターファイトのこの世代では、勝ち上がったのは全募集馬22頭中4頭で、勝ち上がり率は18.2%となっている。一方で上記の高評価組は3頭中全て未勝利で馬券圏内も1度もないという結果である。スコア上位3頭で未勝利であるが、これをスコア0.40以上の上位6頭に広げてみてもやはり未勝利という状況である。
また、ターファイトのこの世代の出世頭であるディスペランツァ(GIIIアーリントンC勝ち)は最低評価の0.00というスコアであったというのも、この世代のAI診断の評価のひどさを際立たせる。
ウインや広尾でもそうだったが、このターファイトでもこの世代のAI診断結果が競走成績に結びついていない。日高系のクラブではあまり精度が出ないなどと一括りにまとめるのも雑すぎるが、他のクラブも含めてもう少し検証してみたいところではある。

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