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京都サラブレッドクラブ2023募集馬(2022年産)AI馬体診断

2022年産の一口クラブ1歳募集馬のAI馬体診断の第19弾として、京都サラブレッドクラブの募集馬の診断結果を公開する。

全25頭の募集で平均スコアは0.16と非常に低い。DMMバヌーシー・ワラウカドと並んで最低スコアタイを記録した。
特に牝馬では評価の振れ幅が非常に大きく、全体の中で診断スコア上位2頭はいずれも牝馬ながら、それ以外の牝馬9頭はスコア0.04以下という極端な結果が出ている。京サラの募集番号は牡馬/牝馬の区分と入厩予定先の西/東の区分の中で金額の高い順に並んでいるので診断スコアと募集金額の比較がしやすいが、両者の相関はほとんど見られない。

京都サラブレッドクラブの2020年産のAI馬体診断結果と現在までの競走成績を比較して、AI馬体診断の精度を検証してみる。
2020年産のAI馬体診断スコアを公開したのはこの記事で、そこで診断スコアの上位である0.70以上の評価を得ていた3頭の中央在籍時の競走成績(2023/10/03現在)を見ると、以下の通りとなっている。
・0.96 ザントカイザー(未出走引退)
・0.89 バスドラムガール(現役:9戦1勝 [1-3-2-3])
・0.75 グランシャスール(中央抹消:2戦0勝 [0-0-0-2])

ここまで京サラのこの世代では募集馬14頭中4頭が勝ち上がっており、勝ち上がり率は28.6%。一方で上記の高評価組は3頭のうち1頭の勝ち上がりなので、少ない頭数で比較するのも適切ではないものの若干クラブ全体の平均より上となる結果であった。前年のこの検証欄では、現在オープンまで出世したフルムを満点評価していたり、上位評価3頭が全て勝ち上がっていたりと上々の結果を誇っていたことを報告していたが、それに比べると非常に地味な検証結果になってしまっている。

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