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ファシリーダーであれ!

「ファシリーダー」って?

「ファシリーダー」って言葉、聞いたことがありますか?これは、私が敬愛する沢渡あまねさんの著書「話が進む仕切り方という本にでてきます、「ファシリテーター」と「リーダー」を掛けあわせた造語です。詳しくは、あまねさんがnoteに著書の「おわりに」を寄稿されてますので、以下noteを是非、著書とあわせ一読いただけたらと思います。(原田篤史さんも本書の読書感想文をnoteで寄稿されてますね、こちらも参考になりました)

「おわりに」抜粋:『自らが当事者として強い思いや意志を持ち、メンバーに影響力を及ぼしながら、そして時に外部の協力者を巻き込みながら越境して問題や課題の解決に導く、あるいは新しい世界を切り拓いていく。そんなファシリテーターがいたってイイじゃない。いや、むしろファシリテーターとリーダーの役割や資質を併せ持つ、「ファシリーダー」のような人物こそいまの世の中に必要とされているのではないか。私はこの本を、ファシリーダーの入門書のつもりで書きました。これからの時代、私たちは主体的に問いを立て、能力や意欲や思いを持つ人を巻き込み、主体的にディスカッションし、主体的に自分たちなりの答えを出していかなければなりません。もはや、先人たちが築いてきた社会構造や産業構造やビジネスモデルのレールの延長線上に答えはないからです。

これって、私自身が「こうありたいな」が思い描いていたロールモデルをズバリ言語化してくれててハッとさせられました。今後「あなたの職業は?」と聞かれたら、「私はファシリーダーです」と胸を張って答えたいです。

「会議」って?

会議は、ゴールに向けて進路を定め自走するための、①発見、②問題解決、③ネクストアクション含む合意形成、に使うべき場だと思っています。極論、①~③に該当しないテーマは、個別相談は1on1で、その他はグループチャットなど非同期のコミュニケーションで済ませるのがよいのではないでしょうか。

昨今VUCAという先の見えない時代の中で、アジャイルでスピード感を持って成果創出を進める必要があり、この「会議の場の質」がとても重要な位置づけとなっています。実際、「会議の場の質」が、生み出す成果に大きな差を及ぼしています。会議が終わったあと、「パッと目の前が開けている」のか、「グダグダで暗中模索のまま」か。。。
参考になるかはさておき、私たちはこんな会議してますということを、以前にnoteにしたためてますので、もしよろしければご一読ください。

「話が進む仕切り方」

「会議の場の質」って結局のところ何で決まるかというと、ほぼ事前準備とファシリテーターの力量で決まるといっても過言ではないでしょうか。また、このスキルは先天的なものではなく、型や実践で身につくものだと思ってます。

話が進む仕切り方」では、ファシリーダーに必要なノウハウがこれでもかっていうくらいふんだんに散りばめてあり、とても参考になりました。コーチングの技術も含まれており、1on1にも使えるノウハウだなって感じました。また既にご自身がファシリテーションのプロだと自負されている方にとっても、ご自身のスキルの棚卸に利用できるのではないかなと思います。
私がブックマークを付けました、社内外の皆さんに紹介したいな、と感じたのは以下のノウハウです。
※Noは著書に付けられた番号、=の右は私的メモです。

31「着地イメージの合意をとる」=会議のゴールがより明確に!
32「変化や感動を言葉にする」=会議が成長を実感できる機会に!
34「言葉や概念のズレをなくす」=議題とか番号で呼べると便利!
38「とりあえず測定してみる」=私はGoogleカレンダーで会議時間分析!
44「同時編集で一斉に書き出す」=視覚にも訴えるブレストを実践!
45「チャットを読み上げるスタイルにする」=質問はチャットに!
47「普段とは違う役割を任せてみる」=経験/性別不問、挑戦の機会を!
52「達成感が得られる工夫をする」=No31とセットで!
53「明示的にコンセンサスをとる」=合意事項は記録しておこう!
58「ネガティブな見方をポジティブに変える」=表裏あり何事も前向きに!
59「『What if』『Yes if』を活用」=No58とセットで視点を変える!
62「景色を変えてみる」=関係ないけど本note、キャンプ場で書いてます!
65「論点や観点を洗い出す」=フレームワークや対義語を活用!
66「具体と抽象を行き来する」=No65とセットで!
69「AREA(主張/理由/根拠/主張)で伝える」=発言はロジカルに!
70「笑顔2倍、うなずき3倍」=オンラインでの孤独感を解消!
77「図解する」=No65とセットでMECEで捉える!
82「『コントローラブル』なものごとに集中する」=これって重要!
85「大きなテーマは、小分けに」=空中戦防止の粒度に!
87「意見が割れたら面白いほうに決める」=好き❤、これに忠実にいたい!

おわりに

私は現在、プロセス管理部という、デジタルイノベーション本部(いわゆる「情シス」です)にある3部門の一つを担当しています(他2部門は、R&D部門とDevOps部門)。内製システム開発に依らないSaaSの導入やRPAなどローコード/ローコード開発ツールを活用して「アプリ開発の民主化」や「データ活用の民主化」を進めています。
安全安心なサービスをお客様や社内に提供することで社会貢献を進めていくには、限られたリソースを有効活用して、スピード感をもってサービス導入していかなくてはなりません。自部門や多くの社員皆さんを、「ファシリーダースキルをもったプロ集団」に変えていけるよう、進めていきたいです。

P.S.
現在進行形では、社内の3名(探索のプロ、IT基盤のプロ、セキュリティのプロ)を巻き込んで、より安全に利用できる社内向けChatGPTサービス導入を、5月開始に向け準備を進めています。ここでもファシリーダーとしてのスキルが活きています。またいつか機会があれば、ご紹介したいと思います。

ご一読、ありがとうございました。

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