ちいさな庭だより。2024年8月号。
[intro]
今月に入ってすぐに梅雨明けの発表があり、遅ればせながらの夏の到来を感じていた上旬。やがて朝夕に涼風が吹くようになって、このままおだやかに秋になるかと思いきや、39℃を超える酷暑に度重なる台風、とやっぱり最後まで読めない8月が過ぎようとしている。連日、衣服が軋むほど汗もかいたが、体重は変わらず…。
[街なかの、裏庭より。]
夏の土用が明けたら除草作業を…と思っていたが、連日の酷暑に加え、比較的涼しい時間に庭に出ても蚊の標的になってしまうので、水を撒く以外のことはほとんどできていない。やがてお隣さんの工事がはじまるので、該当する植木鉢をいくつか移動させたくらいか。
そんな状況なので、植物たちの動きも少なめではある。ブルーベリーが思っていたよりは収穫できたかな。先月号で鳥につつかれたと書いていたが、SNSでの情報で、ヒヨドリたちの仕業ではないか、ということになった。確かに甘いのが好きだものね。
ブラックベリーは結局 4、5粒ほどの収穫(笑。冷凍するまでもなく、洗ってそのまま口に運んで終了。クランベリーは少しずつ赤くなってきている。例年より数が多い印象だ。
いちじくは4つできたうちの3つを収穫。どういうわけか2つめに収穫したものだけ味が薄かった。微妙に採るタイミングが早かったのだろうか。ともあれ、収穫ができたのはうれしい。生産者さんのアドバイスによる剪定のおかげだと思っているのだが、今年はいちじくは豊作という情報もあり、どちらだろう。この調子で来シーズンはもうちょっと収穫量が増えてほしい。
株分けしたばかりだし今季は咲かないか、と諦めていた姫睡蓮が、ここに来て1つだけ花をつけた。いかんせん気温が高いので、水温もそれなりに上がっていたのだろう、葉が腐ったようになっている部分もあって心配していたが、こうして咲いてくれるとは。植物たちの逞しさには毎度本当に驚かされる。
草花交換会で輿入れしたサギソウも開花。しかし昨年から冬越しした方ではなく、春の交換会で持ち帰った方。ちょうどお盆あたりに蕾が上がってきて、この月末にようやく咲いた。なんとも繊細な、そして不思議な姿。絶滅危惧種だそうで、今後も大切に育てたい。次々と蕾が上がってきているので、これからたのしみだ。
下旬には旧宅に置いていた菊たちも引っ越しをしたので、台風の動向や気温が落ち着くのを待って、除草作業と配置替えを進めたいと考えている。旧宅の除草もあるし、少しでも早く秋の入り口に辿り着きたいものだ。
[ロザリアンへの途…何分酷暑なもので。]
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