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SMシーンのある一般小説集③ ぼくは微動だにしないで立ちつくす/白石文郎
テレビ制作者の主人公が恋人祥子に対して抱く不信感を縦軸に、真奈という少女とのSM体験から、自分の中に潜む「狂気」に気づいていくところを横軸に書かれた物語。
真奈やその友人チサをいたぶるSMシーンはかなり本格的で、かじった程度ではないな、という印象を受けましたが、実際はどうでしょう・・。
一読では、物語の縦軸になっている祥子の以前の彼MINEの暗号から祥子のセックスを想像している部分がちょっと展開の方向性がわかりにくかった気がして、ちゃんと書かれている筈なので、もっとじっくりと読むとわかるんだと思うんだけど・・。
誰か、読んでもっと解説して欲しいな。
真っ向から、人間関係とSMシーンにも取り組んだ久しぶりの作品なので読み方が浅いんですが、あえて取り上げてみました。
幻冬社 税抜き1700円
と思ったらね、完全に絶版らしい。
古本屋さんとかでなら500円とかで埋もれてたりしそうだけど、amazonは…