わたしの隣

食べたいのに食べられない日も

この星の自転についていけない日も

部屋に篭った昨夜の溜息を吸い込んで

雀の囀りを待ち侘びています

階段を使える体力がある夕方とか

いつもより30分早く布団に入れた闇の中とか

小さな幸せがいたいところに触れてきて

ああ、あかるい涙を誘発させている…

今日は車窓から見える一筋の光にもたれて

読みはじめた本を背骨のように愛でています

「それでいい」と思える私がこれからも側にいてほしい

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