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【リストカット経験者の体験談】そして周囲との関係を結び直す

こんにちは。
きずときずあとのクリニック、豊洲院院長の「村松英之」です。

今回は、私が初めて出版した書籍「自分を傷つけることで生きてきた」の1章~2章、3章に続いて4章の内容をお話ししたいと思います。
リストカットに悩む方をはじめ、多くの方の参考になれば幸いです。

記事内で紹介している内容は、動画でもお話ししています。
ぜひ、こちらもチェックしてみてください。

2024年10月2日に初の書籍を出版しました。
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ちなみに、10月2日は開院記念日です✨


【第4章】そして周囲との関係を結び直す

【第4章】そして周囲との関係を結び直す

第4章は、「そして周囲との関係を結び直す」というテーマを元に、リストカット経験者の体験談などを綴っています。

傷跡は人間関係にどのような影響を与えるのか?
そして、それをどう乗り越えていくのか…。

リストカット経験者は失敗を恐れたり、周りに迷惑をかけたくないという気持ちが強かったりします。
でも、傷跡を打ち明けることで新たな関係性も見えてくるんですね。

打ち明ける過程で得た葛藤、体験談を通して私が感じたことなどを書籍の中では詳しくお話ししています。

実際の体験談

書籍の中では、さまざまな方の体験談も紹介しています。
いくつか実際の体験談をご紹介したいと思います。

ムラタアイナさん (仮名)

1つ目は、ムラタアイナさん (仮名)の体験談です。

自傷行為は頑張るための努力でした 小さいころから両親に期待されていて
頑張らなきゃという思いで進学校に入りましたが
両親から強く成果を求められるようになって 強いプレッシャーや緊張感の中で自傷行為を始めた
自傷行為をすることで何とかいい子を保てて
両親の期待を超えられるようになった

この方は、親のプレッシャーから自傷を繰り返していました。
あるとき、友達とぶつかりそうになったとき、反射で過剰によけてしまい、「誰かに暴力を振るわれているの?」と聞かれたそうです。
今までは自分が悪い、両親の叱られて当たり前だと思っていたけど、友達に言われた一言で「暴力なんだ」と気付いたと話しています。
そのとき、自傷行為のことを友達に打ち明けると、否定せず「そんなにつらいなら仕方ない」と受け止めてくれました。

友達に打ち明けたことをきっかけに少しずつ考えが変わり、大学受験のときには、両親の期待を押し切って自分のやりたい道(専門学校)に進むことができたとのことです。

トクラキョウコさん(仮名)

次に、トクラキョウコさん(仮名)の体験談をご紹介します。

自傷していたことをずっと隠していました もともといじめが原因で
長らく鬱状態になっていて
父親は自傷に全く理解がなかった
パートナーに自傷の跡を見られて 相手がその傷を受け入れてくれた
自分で自分を大事にするとはどういうことか
それまではわからなかったのです
そんな私にパートナーはいつも 「君は宝物だよ」と言ってくれました
特別な時だけでなく
毎日それを繰り返すうちに 自分は大事な存在なのだと 思えるようになった
鬱病も医者にかかれば
すぐに治ると思ったけど
入退院を繰り返していくうちに
薬の力だけでは治らないことが分かった
それからは自分の薬の管理や服薬
医療上観察を自分でもするようにした 何がきっかけで
自傷行為をするのか考えて
自分でも本を読んで勉強した
自分をよくしたいなら自分から動く
傷跡を伴う自傷が認められなくても 進んでいけば必ず何かに繋がるはずだ

この方は、パートナーとの関係性をきっかけに、少しずつ回復の兆しが見られたと話してくれました。

これが全員に当てはまるわけではありません。
日本はすごく優しい人が多いですし、セーフティーネットもたくさんあるので、そこを上手く使っていくのが良いと思っています。

ヤマモトさん(仮名)

最後に紹介するのは、ヤマモトさん(仮名)の体験談です。

娘に傷跡について尋ねられて
転んだからと言っても
いつかは嘘に気づくだろうと思った
自分の意志でしたものだし
罰みたいなものだから
お金をかけて治すなんてと思ったけど
娘を心配させたり
不安にさせたくないと思い パートナーもやってみたらと
背中を押してくれた

こちらは、当院で「戻し植皮」を受けた方です。
今まで自傷のことは黙っていたけど、会社にギプスを付けていったことをきっかけに、話してしまったそうです。
職場の人は、驚くどころか自分の子供もリストカットがやめられないんだと打ち明けてくれました。

このお話からは、自分の経験を打ち明けることで救われる人もいることが分かりますね。

僕の経験談

僕も学生の時、もっと勉強したかったけど父親から「勉強しなくて良い」などと言われてモヤモヤしていたことがありました。
このままでは自分の勉強したい気持ちは叶わないと思い、父親の元を離れたことで勉強ができて、医学部にも入れました。

両親との関係性はとても大事ですが、それ以上に難しい部分もあり、僕も自傷行為の経験者の気持ちや体験談に共感できます。

僕の本には、たくさんの相談先や体験談が載っているので、自傷に悩む方はぜひ相談してくださいね。
乗り越えた人の体験談も非常に参考になります。

精神科医「松本先生」からのアドバイス

精神科医「松本先生」からのアドバイス

松本先生によると、リストカット患者は女性に多く、きっかけも自傷のやめ方もさまざまとのことです。

自分を傷つけたい気持ちとどう向き合っていくのか、自分と相談しながら考えていく必要があります。
日常的な悩みを少しずつ解決していくことで、あなたなりの回復方法がきっと見つかると思いますと、先生は話していました。

ぜひ書籍の購入をお願いします!

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傷に関する悩みがある方は、ぜひ気軽にご相談ください。
ご興味を持っていただけた方は、ぜひ書籍の購入をお願いします。
良ければAmazonのレビューもしていただけると嬉しいです。

また、きずあとが気になるときは、ぜひ当院へご相談ください。

公式LINE:https://page.line.me/019jtwyc?oat__id=2693982
公式HP:https://kizu-clinic.com/
公式YouTube:https://www.youtube.com/@kizu_clinic

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