【傷跡のケア方法は?】リストカットに関する書籍の内容~1章・2章~
こんにちは。
きずときずあとのクリニック、豊洲院院長の「村松英之」です。
今回は、私が初めて出版した書籍「自分を傷つけることで生きてきた」の1章~2章の内容をお話ししたいと思います。少しでもリストカットに関する偏見が減り、悩む方の心が楽になると幸いです。
記事内で紹介している内容は、動画でもお話ししています。
ぜひ、こちらもチェックしてみてください。
2024年10月2日に初の書籍を出版しました。
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はじめに
私は2024年10月2日に「自分を傷つけることで生きてきた」というリストカットに関する書籍を出版させていただきました。
形成外科医として、リストカットの傷跡に悩むたくさんの方と向き合っていく中で、以下のようなお話を患者様からお伺いしました。
どうして自傷をしてしまうのか
どのように自傷を乗り越えてきたか
傷跡をどのようにして乗り越えたか
少しでも現在リストカットに悩んでいる方や家族のお役に立てないかと思い、お聞きした経験を元に本を執筆しました。
今回は、その本の中の1章と2章についてお話ししたいと思います。
【第1章】自分を傷つけることで生きてきた
リストカット、自傷をするようになったきっかけについて、さまざまな体験談を元にお話ししている章です。
リストカットはアピール目的と言われることもありますが、決してそうではありません。第1章では、そんなお話をしています。
リストカットをする原因
リストカットをしてしまう大きな原因は、ストレスです。
ストレスを抱える中で、心の痛みを和らげるために自分を傷つけ、そのまま抜け出せなくなってしまいます。
リストカットをしてしまう理由
リストカットは、その人にとって最善の選択なんです。
ストレスの解消をするために何をするか、と考えたときの最善の選択がリストカットだったんですよね。
辛くてどうしようもないとき、腕を切ったら少し楽になったといった経験が、依存へとつながってしまうんです。
実際の体験談
今回の本では、仮名ですが体験談を記載しています。
ここでは、実際に私がお聞きした体験談で、本に記載しているものの一部を抜粋して紹介したいと思います。
自傷行為に悩む患者さんのほとんどは、人に相談するのが難しいんです。
だからこそ、ストレスを一人で抱えて自傷をしてしまいます。
人に迷惑をかけたくないという気持ちが根底にあると私は思っていて、なんとか自分で解決しようと考えた策が"リストカット"なんです。
体験談を聞いていく中で、私はそんな風に考えました。
【第2章】傷と”ほどほどに”付き合うために
第2章では、「傷とどのように付き合っていくか」「人生をどのように生きていくか」などについてお話しています。
傷とどのように付き合っていくか
これは、僕の分野ですね。
切った傷をどのようにしていくか、簡単なアドバイスなどをしています。
病院に行く必要があるのか、自宅でのケア方法などをお話ししていますので、リストカットにお悩みの方は参考になると思います。
例えば、自宅でのケアとしてはガーゼやキズパワーパッドでの対応がおすすめです。それほど出血がなく、傷が開いていなければ自分でも対処できます。その後は、保湿をすることも大切です。
キズパワーパッドについては、こちらの記事でも紹介しているので、ぜひあわせて参考にしてみてくださいね。
人生をどのように生きていくか
この分に関しては、傷跡をどんな風にとらえるのか、この先どのように生活していくのかなどをお話ししています。
「どうしたら良いか分からない…」とお悩みの方に向けたお話です。
切ったあとの処置や連絡先など
第2章では、切ったあとの処置や傷が酷い時の連絡先などを紹介しています。病院に行く必要があるか判断したいときは、以下の条件に当てはまるかどうか確認してみてください。
出血が止まらない
汚れている
パックリ開いているとき
こんなときは病院を受診しましょう。
それほどでもないときは、ガーゼやキズパワーパッドで対応できます。
連絡先については「#7119」に電話をかける場合、「119」に電話をかけた方が良い場合などを紹介しています。この章では、メディカルメイクやリハビリメイクなどのお話しも少ししています。
怒られそうだけどこれだけは言いたい心の声集
第2章には、コラムとして「怒られそうだけどこれだけは言いたい心の声集」も掲載しています。ここでは、一部を抜粋してご紹介します。
このようなたくさんの意見を頂いています。
ご興味のある方はぜひ購入をお願いします
今回は、書籍の第1章と2章の内容をお話ししました。
ご興味を持っていただけた方は、ぜひ購入をお願いします。
良ければAmazonのレビューもしていただけると嬉しいです。
また、きずあとが気になるときは、ぜひ当院へご相談ください。
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2024年10月2日に初の書籍を出版しました!
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