【リストカットの悩み】傷を誰に打ち明ける?!
こんにちは。
きずときずあとのクリニック、豊洲院院長の「村松英之」です。
今回は、私が初めて出版した書籍「自分を傷つけることで生きてきた」の1章~2章に続き、3章の内容をお話ししたいと思います。
リストカットに悩む方をはじめ、多くの方の参考になれば幸いです。
記事内で紹介している内容は、動画でもお話ししています。
ぜひ、こちらもチェックしてみてください。
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第3章「傷を人に打ち明ける」
第3章は「傷を人に打ち明ける」といった内容です。
傷を誰に打ち明ける?
私自身、日本自傷・リストカット支援協会を運営する中で、どういうところに相談したら良いのか、相談場所をいろんな人から教えてもらいました。
傷のこと、誰かに打ち明けたことはありますか?
自分が苦しんでいること、傷のこと。
リストカットや自傷をする方の多くは、精神的なストレスを抱えており、人に迷惑をかけることに対して大きな不安があります。
また、誰かに話すことで裏切られることへの不安がある方も多く、なかなか相談できないのが現状だと思います。
相談が人間関係の再構築や治療につながる
人に打ち明けることは非常に難しいですが、誰かに話をすると人間関係の再構築や治療に向けて、一歩踏み出すことができます。
友人や家族など、勇気を出して打ち明けてみましょう。
ただ、無理をして近しい人に相談する必要はありません。
主な相談先としては、SNSなどがありますね。
付き合う人を考える
おすすめの相談先としてSNSが挙げられますが、顔の見えない相手だからこそ、付き合う人は考えなければなりません。
ストレスの9割は、人間関係から来ていると言われています。
特に、大事な人との人間関係は精神状態に大きく影響します。
いろいろな人と付き合っていく上で、こんな人とは距離を置きましょう。
一方的な決めつけをする
自分の体験談を押し付ける
「私の方が酷い」とか辛さ比べをする
自傷の辛さは人それぞれなので、一方的な決めつけをしてきたり、自分の体験談を押し付けて辛さ比べをしたりする人とは距離を取るべきです。
また、SNSで知り合った人とはリアルで会わないことをおすすめします。
同じ悩みを抱えている方と会いたくなる気持ちは分かりますが、トラブルにつながるケースが非常に多いです。
あくまでも、ネット上で話をする相手として付き合いましょう。
相談窓口の紹介
リストカットや自傷の相談先としては、以下のようなものがあります。
あなたの居場所
生きづらびっと
こころのほっとチャット
よりそいホットライン
いのちの電話
こころの健康相談統一ダイヤル
上記のような相談先は、まとめて書籍で紹介しています。
辛いときは参考にしてくださいね。
大事なのは医療機関のかかり方
どんな病院に行ったらいいか、どんなYouTubeを見たら良いかといった内容も書籍で紹介しています。
「精神科医がこころの病気を解説するch」は、特におすすめです。
どんな医療機関にかかれば良い?
第3章では、どんな医療機関が良いか、やめておいた方が良い医療機関の特徴についても詳しくお話ししています。
相談先は、1つだけじゃありません。
精神科や診療内科はたくさんあるので、合わないなと思ったときは違うところに行けばOKなんです。
精神科、心療内科にかかることが治療の第一歩になります。
治すのはあくまでも自分自身なので、一歩を踏み出してみませんか?
ストレスの原因になる人から離れることも大事
親・友達・会社の上司などストレスの原因となる人から離れて過ごすこともとても大事です。
リストカットや自傷をする方の中には、学校の卒業や独り立ちによって人間関係に変化が生まれ、やめられた方も多くいますね。
ドクターはあくまでもサポートなので、自分自身の気持ちも大切です。
辛いと思ったら、我慢する必要はありません。
周りの人の対応の仕方
親・家族・友人はどう対処すれば良いのでしょうか。
正直、正解は全くありません。
やってはいけないこと
どうしたら良いとは言い切れないのですが、それでも親や家族は悩むもの。
何をしてあげたら良いのかよりも、してはいけないことを覚えておくのがおすすめです。
非難や否定をしないのはもちろん、やめなさいと言わないことも大事。
やめなさいと言って怒ったり、諭したりしたとことで隠れてやるだけになってしまいます。
「切らなかったら〇〇しよう」などと取引を持ち掛けたり、自傷の理由を決めつけたりするのもNGです。
あとは、道具を奪うのもやめましょう。
新しいものを購入して、同じことを繰り返してしまいます。
自傷している方がされて嬉しいこと
自傷をしている方がされて嬉しいことは、以下のようなものがあります。
分かろうとしてくれる
定期的に話を聞いてくれる
嫌な顔をしない
否定しないで「辛いんだね」と受け止めてくれる
先ほど紹介した、やってはいけないことと一緒に覚えておくと、自傷をしている方の支えになれるはずですよ。
傷跡に悩む方は当院へ相談を
書籍の中では、リストカットの治療に関する内容もお話ししています。
当院でも傷跡の治療を積極的に行っており、リストカットの傷跡に悩む患者さんから多くの相談を受けてきました。
傷に関する悩みがある方は、ぜひ気軽にご相談ください。
ご興味を持っていただけた方は、ぜひ書籍の購入をお願いします。
良ければAmazonのレビューもしていただけると嬉しいです。
また、きずあとが気になるときは、ぜひ当院へご相談ください。
公式LINE:https://page.line.me/019jtwyc?oat__id=2693982
公式HP:https://kizu-clinic.com/
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