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キズフタvol.17 人生はカオス。レースから脱線し続けてるぜ! #想像していなかった未来

「傷つけたくないし傷つけられたくない2人」(通称:キズフタ)は、サブカルチャーを愛するおおさかさんとなごやさんが、毎回テーマを決めてゆっくりと語り合うポッドキャストです。
言葉を扱う仕事をしている二人が、豆腐なメンタルで豆腐を触るように話します。少しだけ、聞いた人の日常がひらかれますように。

第17回かいつまみ

話し手


大阪出身・メガネ


名古屋出身・眼鏡

・「想像していなかった未来」に甘酸っぱさや切なさを感じるおおさかさんと、ポジティブでひらけたイメージを抱くなごやさん。
・中学生の時に想像していた大人の自分はクレヨンしんちゃんの野原ひろしみたいな【普通】のサラリーマン姿だったのに、会社員でもないしマイホームもないし正反対の人生を歩んでいるおおさかさん。
・一方、小学校の卒業文集のクラスアンケートコーナーで【クラスの中で一番早くお母さんになりそうな人ランキング】1位だったのに、全くそんなことない現実を生きているなごやさん。
・子どもの頃、勝手にくる未来として描いていた【結婚と出産と子育て】。
・だがしかし、現実ってそんなこと全くないよね。
・ポジティブでありつつ、「こんなはずじゃなかったのに」にもつながりそうな言葉でもある。
・男女の恋愛においての永続性を物語は説きがちだけど、蓋を開けてみると往々にしてなくなりがち。
・関係性の淡さを教えてくれないところが多くて、兎角恋愛はその要素が出がち。
・20代の頃は仕事のことだけに集中している労働ハイのようの自分が好きだったし酔っていたけれど、40代が見えてくると仕事以外にも楽しそうなことに首突っ込む時間と割合を増やせるようになってきた。
・想像しているものは来ないし、想像してないものしか来ない。
・実は平常な状態が異常で、異常な状態が常なのかも。
・『ドラえもん』の未来は夢いっぱいだけど、『ブレードランナー』的な未来には技術があるけど社会システムは独裁政権で暗いのが多いよね。
・ポジティブな未来が描ける時って、社会が幸せな時なのか、あるいは現実がどうしようもなさすぎて逃避のためのポジティブ思考になるのか。
・落ち込んだ時は、やっぱりサノスの指パッチンがいいよね。
・ずっとうっすらどこかに、ファッと消えたい願望があるのかもしれない。
・蒸発しちゃう人の心境って、これに近いのかも。
・今の自分と違うものになりたい願望が、人を新天地へと向かわせる原動力なのかも。
・宇宙旅行、いくらなら行ってみる? なごや「5万くらい」おおさか「30万ぐらいなら出せる…かも…!」
・肉眼で見る景色の良さに勝てるものないよね。
・VRの映像は果たして今後現実を超えてくるのか?
・宇宙旅行貯金をはじめるためにも、長生きしたいね。

【収録後記】

子どもの頃、あたりまえのように描いていた【普通】らしい生活は、今何一つ手に入っていませんし、地元を離れることも想像できていませんでした。
それなのに、今は想像の外にあるルートで毎日平凡かつ普通の暮らしをしています。
漠然とした何かやりたい、夢を叶えたいという願望は子どもの頃の方がずっと自由なはずなのに、それが【普通の生活】に集約されていくのは、毎日見えている景色がそれしかないからなのだとも思います。
そういう意味では、そこに幸せを見出せない人が飛び出せる先をより想像しやすくなった現代はとてもいいことだな、と思います。
もちろん自分に生存者バイアスがかかっていることは否めないのでしょうが、それでもあの頃描いていなかった普通を手に入れている今は、とても楽しくて幸せな生活ができていると言わざるを得ません。
(文責:なごや)

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