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ファシリテーター99人カイギに登壇してきました!

昨日、1月15日に、ファシリテーター99人カイギに登壇してきました。

ありがたいことに、今回、主催者である「こども国連」代表の井澤さんから、このイベントの記念すべき1回目のスピーカーとして呼んでいただきました。

集合とオンラインとのハイブリッド型のイベントであり、また、収録した様子の事後配信も行うという形態のイベント。最終的には、70人を超える申し込みがあったとのことでした。

名簿を見てみると、学校教育関連の方が3分の1、ビジネス関連の方が3分の1、NPOや自治体職員の方など、パブリックセクターの方が3分の1とちょうど良いバランスで申し込んでくれていました。

当日は、井澤さんと、フュチャーセッションズの芝池さんと3人で「ファシリテーションの未来」を大きなテーマとして、パネルディスカッションをさせてもらいました。

また、パネルディスカッション以外にも各ファシリテーターの人たちは、それぞれ25分間のプレゼン時間が用意されていました。

なんの話をしようかなと考えたのですが、この機会に自分のキャリアについて振り返りながら、「私は、最近、日々ファシリテーションをするにあたってこんなことを考えています」という話をしてまいりました。

私とファシリテーション


めでたく、この前の1月4日で、人生のレベルが44となったわけですが、小学校の先生になったのが大学卒業してすぐの23歳ということもあり、ファシリテーターのレベルとしては21,22という感じでしょうか。

気がつけば、人生の半分くらいはファシリテーションをしていることになります。そう考えると、ものすごい長い時間ファシリテーションをしてきているわけですね。

ファシリテーターとしての活動は、今後も続いていくであろうことを考えると、今後、この割合は、ますます高まっていくことが予想されます。

いずれ、人生の4分3の期間は、ファシリテーターをしていましたという日がくるのだろうなと思うと、なんだか不思議な気持ちになります。

私が伝えたかったこと


当日の様子は、今後、ウェブなどで、視聴権を販売するかもということだったので、私の方で全部書くことは控えるのですが。

私が伝えたかったことは、この一言に集約されます。

それは、「現代社会の課題を解決しようとすると、もはや会議室の中だけでのファシリテーションだけでは解決は不可能で、ファシリテーターは会議室の外にまで活動の範囲を広げていく必要があるのではないか」というものです。

まさに最近の私の活動がそうなっているなと思うのですが、クライアントから問い合わせをいただく内容のほぼほぼ全てが、その打ち合わせや、その打ち合わせ後に行われる研修やワークショップだけでは解決が不可能で。

本当に解決しようとすると、そのほかのさまざまな人や、部門、専門家などを巻き込まないと対応ができないものばかりだなということを思います。

ファシリテーターの役割をどこまでとするかは、意見が分かれるところだと思いますが。

私の意識としては、関わった案件の解決が近づくように契約の中で最善を尽くそうとするのであれば、実施を通じて見えてきた課題に対して次の施策の提案は必要不可欠で。そこを解消するための活動も含めてのファシリテーションまでを意識に入れる必要があるのではないかということを感じています。

ただ、現実問題、そこまで範囲を広げて本質的な課題解決の支援ができるようなファシリテーションができる人材は、私も含めて、世の中には圧倒的に不足しているというのが実情でしょう。

今回、こういった形で、自分の考えるファシリテーションについて共有するという活動をしてみて、ありがたいことに、多くの反応や感想をいただくことができました。

特に、同業者の方々から、「多くのヒントを得られました」という言葉や「これを聞いてこれがまさに自分に必要だと思ったので、そのやり方をもっと詳しく教えてください」と言う言葉。また、「ファシリテーターは会議室を出ろ!はまさにそうで、共感の嵐でした」をいただくことができました。

この話を引き受けさせてもらう前の段階から、そろそろ私も次の世代の教育者育成にも意識を向けていった方がいいタイミングがきているのかもなと感じていたこともあり、今回の体験は、これからこの道を進もうとする人にとって何かしらヒントになる要素を共有できたようなので、本当に良かったなと思っています。

もちろん、こんなことを言っている私もまだまだできないことだらけです。これに甘んじず、さらに難しい課題の解決に向けてのファシリテーションまでできるようにと精進していければという感じですね。

なお、当日、投影したスライドは、メンバーシップの方々向けに公開したいと思いますので、ご参考までに。

ということで、今回は、素晴らしい機会をいただき、どうもありがとうございました。


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