ドリフェスで2人の熱量を受け止めてきた話。
11月3日吉日。
今年はじめてKing&Princeに会えるチケットを手に入れた。
ドリフェス。
フェスである。
そう、私は…「うちあげ」という2人のKing&Princeのはじめてのファンミにも外れ、あろうことか、アルバム「ピース」のツアーも落選した。(もちろん「うちあげ」当たるわけないだろ!)
要するに
全部全部外れてしまっていたどうなってんだ私の名義は。
…1104以後523までツキヨミ以外の円盤を買わなかった(買えなかった)からその呪いだろうか…いや、その期間でさえも私は私なりに脱退する3人を理解しようと努力したし(自己タロット占いで。笑)、テレビや雑誌はなんやかんや全部チェックしてたと思う。
もともと523前は3形態はもちろん購入し、Twitterでキンプる(もはやなつい)もえげつない量Tweetしてトレンド入り応援してたし、FCでのKing&Princeのお正月おみくじでも「King&Princeに会える」って髙橋海人くんが書いたおみくじを最初にひいた。だから…
私がKing&Princeの2人に会えることこそ正義なはず(強火)
結果、私は一心不乱にドリフェスを当てにいき、同じ日のチケットがダブるという……ここじゃねぇチケ運を発揮することになる……。(結果長くTwitterフォローしてくださってる方にお譲りして初めてお会いできてお茶できたのでよかったドリフェスありがとう)
……長くなってすまない。
とにかくここまで苦しく長い道のりだったもんで。(こんだけ外れても一途にKing&Princeを推し続ける私は自分でいうのもなんだがめっちゃティアラの鏡だと今思った)
そういえば、
「フェスに出たい、フェスに出るのが夢」と言ったのは髙橋海人くんだった。
実は今年の523以後、はじめて私はKing&Princeのソロ推しはじめた。ずっと髙橋海人寄りだったが、完全に髙橋海人担になった。
その、わが推しの夢に立ち会えるならば、
豆粒でも、いや米粒でも構わない
2曲くらいしか歌わなくてもいい
とにかく同じ空気吸いたい歌声聴きたい
とにかく会わせてくれ!!!!!!!!!
という意気込みでドリフェスへ向かった。
というのも、テレビ局主催のフェスということで、昨今のジャニーズに対する雑な扱いをされないか心配していたのだ。彼らが目の前で雑な扱い、たとえば他のアーティストは5曲歌うのにKing&Princeは2曲だけとかだったらどうしてやろう……と奥底でメラメラしていた。(どうもできんが笑)
しかし、蓋を開けてみるとドリフェスでのKing&Princeの扱いは……
大トリ(最後)!
まさか16曲も歌った(1時間越え)!!
初披露の新曲「愛し生きること」「MagicWord」も歌った!!!
トロッコ(フロートともいう)出して後ろまで二人とも来てくれた!!!!
と、
フェスの神様、本当に本当にありがとうありがとう
という思いもしなかったくらい、好待遇の素晴らしいものだった。まじで予想外だった。
しかし実際ドリフェスを体験するとそれも納得する。フェス客層、King&Princeが出ると言われるまでチケット半分も売れてなかったのかな??というくらいティアラだらけ。どれだけ人を動かせるのか、という点では圧倒的にジャニーズ(私はこれからもジャニーズって言いますよ)が強いということを目の当りにした感じ。
雑誌の表紙になるのはなぜか(売れるから)
CMに起用されるのはなぜか(売れるから)
ドラマに起用されるのはなぜか(円盤売れるから)
映画に起用されるのはなぜか(何度も観に行くし円盤売れるから)
忖度があったんじゃなくて、ファン層が厚く熱烈なファンが多いから…というそもそものこの独特の文化と独特の理由を、ジャニーズファン以外はわからないだろうと思う。特に経済界上層部は。ちなみにドリフェスのスポンサーはサントリーだったことも追記しておく(笑)。
▼ここからやっと本当にドリフェスの感想(笑)
実は、King&Princeが出てきたとき、もう観客はみんな疲れていた。15時からはじまり、King&Princeが出てきたとき、その時間は「20時」である。観客はみんな疲れていたけれど、一番の歓声はKing&Prince登場時の「鐘の音」が鳴ったときだった。
シンデレラガールだ。
私はこの時の2人で歌うシンデレラガールを聴いて、玄樹くんが抜けた頃と同じように髙橋海人くんの声が玄樹くんに寄っていると感じた。
この現象、これは私の勝手な説だが、海人くんの頭の中では「他の4人の声が響いているのではないか」と感じている。彼の中に6人の楽曲はいつまでも頭の中に6人の声で響いていて、だからその声色になってでてくるのではないか。
彼は演技でも憑依型なので、その可能性があるなぁと思いながらシンデレラガールを聴き、胸がギュッとなった。
シンデレラガールを皮切りに、ファンでなくても聴いたことがあるのでは…という5人体制の曲が続いて驚いた。そうか、どこまでも彼らは観客に寄り添う。「俺たちは2人でKing&Princeだ」という主張よりも「知ってる曲で一緒に盛り上がりましょう」というスタンスだった。
もちろん、彼ら2人の楽曲も歌う。「愛し生きること」と「MagicWord」は初披露で、ここで披露する特別感に、今年はじめてやっとKing&Princeに会えた実感がわき私はその歌声に酔った。
この日特筆すべきは、彼らの空気感だ。いつもの穏やかな彼らに何か緊迫感というか、そういったものがにじみ出ていてた。それは、
気迫。
そう、気迫が違っていた。
2人で2万人を相手にするという不安を、このパフォーマンスで乗り越えてやろうとする気迫だったのかもしれない。しかし私にはさらにその上、
ここにいる、King&Princeをはじめて見る人達をも魅了してやるとする気迫
そう感じていた。
この日の彼らはティアラの歓声に応えるというよりも、その歓声を背中にぐいぐいと前に出てくる、今までにないほどの迫力があった。その時ふと気づいたのだ。
そうか、King&Princeを続けると決めた彼らは、私たちの声援を受けて、そこにいてくれるんじゃないんだ。私たちの声援を背中にしょって、新たな場所へ私たちを連れてってくれようとしているんだ……と。
胸が熱くなるとともに
「これからもきっと様々な壁がくるだろうけれど、この二人は大丈夫だ」
と安堵した。2人を生で感じてやっと、2人体制になってやっと私は心から安堵したのだ。
なぜならその姿勢は6人の、5人のKing&Princeの姿勢そのものだったから。紛れもなく、そこにいるのは「King&Prince」だったのだ。
ラスト、「ichiban」がはじまる。彼らが二人になったらきっとやることはあきらめるだろうとファンである我々までもが勝手に思い込んでいた楽曲である。
はじめてテレビでichibanをやると聴いた時はティアラは全員衝撃を受けたし、そしてそれをテレビで見た時、その熱量に再度衝撃を受けた。
21時過ぎ、ichibanが終わるとともに「ありがとうございました!」とだけ言って、彼らは消えた。まだ見ていたいという余韻を観客に残して。
King&Princeの初フェスは、打ち上げ花火のようにしっかり打ちあがり、そして私の中では、一生消えないだろう閃光のような想い出となった。
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