【おかえりモネ考察】りょーちんのネックレスが変わった!?その正体とは
りょーちんのネックレスが変わった!?
りょーちんのネックレスが変わりました。
変わったのは気仙沼編……いえ、正確には東京編ラストの第19週からです。
▲中央のりょーちんにご注目。この時点でもうネックレスが変わってます。
ちなみに以前のネックレスはこちらでした。
このネックレスから、こちらのネックレスに変わっています。
このネックレスを探すのは非常に困難でした。なぜなら「通常存在しないデザイン」だったからです。
フォロワーさんのおかげで新ネックレスが判明
一人で探して、一人で知恵を絞っても見つけることができず、Twitterのフォロワーさんに助けを求めたところ、
「似たネックレスがある」
と教えてもらいました。それがこちらです。
比較して見ましょう。
……似ています。激似です。
でも、ちょっと違う……。ということで、このブランドから探しに探したのですが、同じものは見つかりませんでした。
そこにもう一人のフォロワーさんが「これ、ブランド名かくしてるんじゃないか」とアドバイスが。確かにNHKだしブランド名は美術さんがなんとかかくすんじゃないか……ということで、試しに画像を加工してみました。
※加工が粗いのはご愛敬です。
比較して見ましょう。
あ、これですね。正解です。2人のフォロワーさんのおかげで特定できました。
ちなみにこちらも前回同様「チタン」のネックレスです。このチタンという『金属』であることが、実はとても重要なのですが、それはまた別の記事で。
前ネックレスよりパワーアップ!?何が変わった?
さて、このりょーちんの新ネックレス、何が変わったのか。
実は、「チタン」に加えて、『ゲルマニウム』と『シリコン』が加わっています。
こちらは既に販売終了となっていたこの商品の説明です。
素材:シリコン、ゲルマニウム、チタン……と書かれています。シリコン、ゲルマニウム…一体これは何でしょうか。
ゲルマニウム、シリコンといえば……半導体!?
チタンに新たに加わった「ゲルマニウム」「シリコン」といえば、あれです。半導体です。
電気を通す「導体(金属)」と電気を通さない「絶縁体(ゴムやガラスなど)」。半導体とは『その中間の性質を備えた物質』です。
▲こちらから画像をお借りしました。
半導体といえば「トランジスタ」。トランジスタとは…
トランジスタ (Transistor)
ゲルマニウムやシリコンの結晶を利用して作られる増幅機能を持った半導体素子。1947年に米国ベル研究所で開発された。真空管に代わる電子素子として様々な電子機器に組み込まれている。これをウェーハに抵抗などと共に配置して機能を持たせたものが集積回路となる。
……なんだか難しいですが、半導体により「トランジスタ」の歴史は始まります。そしてトランジスタの発明により、それまで真空管使用で持ち運びができなかった「ラジオ」が大幅に小型化され、携帯できるようになった……という歴史はあまりにも有名です。
半導体がなければラジオを気軽に持てなかった!?
ラジオ……ラジオといえば…気仙沼に帰ったモネはラジオのボランティアを始めました。
前述した通り、ゲルマニウムとシリコンという半導体がトランジスタを産み、ラジオは小型化され「ひとりひとり」がラジオを持つ時代がきました。
要するに、「モネが一人一人に声を届けるにはトランジスタ…『半導体』の存在が不可欠だった」ということです。
ラジオ、それは「媒体(メディア)」です。
すなわち、モネは「媒介」の役目を果たします。媒介とは「双方の仲立ちを働きかける」ことです。
媒体は、双方を仲立ちする「そのもの」(主に名詞的用法)であり媒介は、双方を仲立ちする「働き、現象」(主に動詞的用法)を意味します
半導体=亮で考察するならば、それは……
亮の存在があったから、モネを気仙沼へ戻る決心をし、一人一人と向き合えるようになる……と解釈ができます。
20週、亮の放った「きれいごとにしか聴こえない」は、とても辛辣な言葉のようで、モネにとってさらに覚悟を決める言葉だったのではないでしょうか。
そして亮も「中途半端なことするなよ、覚悟しろよ。見てるからな」の想いをこめて「今はそう思ってる」と言ったのではないでしょうか。
りょーちんの新ネックレスがもたらすもの
21週、予告をみるに、永浦家の問題が表面化します。その永浦家のひとりひとりとモネは向き合い、そしてモネを媒介し、家族が「それぞれの答え」を出していく──。
気仙沼編で出されていく答えは、
「亮(半導体)の存在があったから」
モネがひとりひとりと向き合えるようになり、
当事者自身が答えを出していくきっかけになる──。
りょーちんの新ネックレスはそれを意味している──と解釈しました。
モネにとって、同じ力関係で対峙できるのは、亮、ただ一人。その亮の存在が「ひとりひとり」と向き合えるようになるためには必要不可欠だった。
しかし、一番最後に、本音で向き合わなければならないのは、他でもない「亮」と「モネ」であることは間違いありません。
なぜなら、16週のこの画像の亮とモネは互いの本音を知らないままでいるからです。(その解釈もまた別の記事で)
※あくまでも独自の考察であり解釈は人それぞれで楽しみましょう