猫背の花器
作ったものも、使ってみなければ分からない。
友人を招いたために、自室を掃除して
そうだと思いたって自作の花器に花を挿す。
猫の背中をモチーフにした形は、作業場で見るより愛らしい。
思ったより愛着が湧いた。また作って、また、売ってみる。値段の付け方も学ばなくては。
創作物への、金の付け方が分からない。
これで生きていきたいのなら、上手くやらねばならないのに、まあ、難しい。妥協点を、探さなくちゃ。
私の中の最も幼いものが、金銭価値を付随させるなんてと地団駄をふむ。ばかゆえ、正しい対価だ。幼い。