生き急ぐ
生きた証を残したい、まだ死ぬつもりも無いのに
まぁ若くとも死ぬ時は死ぬだろう
とはいえ、生き急いでしまっている気がする。
ひとつひとつをこなして、自分の出来るスピードで叶えていくしかないのに、全てに急いている。
これで破綻しては意味が無い。急がば回れ。
陶芸作品はもちろん作りたい。器をもっと作って、人の手に渡って、生活の中に息づかせてほしい。オブジェだって作りたい、用途性のないそれを愛でられた時の酩酊を知ってしまっている。
絵も描きたい。物語が途中のままの漫画を、何とか進める。でも、一枚絵も描きたい、できるなら毎日1枚完成させたいのに、最近は忙しさを言い訳にして週に数枚だけ。愛猫のことも描きたい、でも、後回しになっている。
旅にも出たい。秋からデンマークに行く予定だから、その欲求は今少しなりを潜めている。
でもそのために金がいる。ないわけではないが、いくらあっても不安だ。心が貧しい。もっと、心が豊かになれば、こんな守銭奴はいなくなるだろうか。
器用に生きれない。自由なはずなのに、自分で自分を縛る。安心した振りをして、不安でぐらつく。心の平穏を手に入れたい。そのために、いま、その土台を、崩したり壊したり、積上げたりしている途中で、まだ、ぐらぐら。あともすこし、あとどれくらい。はやくはやく、いや、いそぐな。もすこし。