楽しいことに関する比較と期待を止めたい

わたしは頭の中のひとり言がうるさい性分だ。
だいたいいつもあれこれと話している。

そんな調子だから、楽しそうと思うことがあると、あんなことができるかな、できたらこうなるかも、そうしたらこんな状態になれるかもしれない。

妄想が止まらない。

その妄想はすぐに目標に変わる。
やるからにはそこまで進みたいという、呪いのような目標に。

妄想の足は速いから、あっという間に成長した状態を思い描く。

まだ始めたてであるのに、妄想による目標ははるか遠く。

目標が遠くて具体性もないと、調べることも、触れる情報も増えていく。

その間に、優れた他者をたくさん見る。

ここまでの流れで、妄想による遠くの目標を達成した状態になりたいという期待と、優れた他者と自分との比較が発生する。

これらは、楽しいという気持ちを塗り潰し、やらないといけないという義務感を生み出す。

やりたかったこと、楽しそうだと思ったことが、あっという間に焦りと不安を抱えた取り組みに変わる。

あってはならない。
もっと楽しく過ごしたい。

とは言っても意識はそう簡単に変わらない。
即効性を諦めて、地道に対策するしかない。

取り組みの目的やきっかけを明文化して、問題の取り違えを起こさない。
収入アップを期待するのは趣味ではなく仕事に関する学習だ。

趣味であれば「評価されなくてもいい」「結果を気にしない」と自分に言い聞かせる時間を作る。
仕事やキャリアに繋がるものなら、「どう成長するか」を目標として設定し、他者との比較を減らす。

活動自体を楽しむために、結果ではなく過程に目を向ける。そのために、新しいことを学ぶ喜びや、小さな進歩に感謝する習慣を持つ。

地道に地道に、自分の考え方を変えられるように言い聞かせていく。

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