料理をしているときにふと気づいたこと

ここ最近は体調が悪く行動量が少ない。

家事をするにも時間がかかるし、やろうとしていることも達成できる数が少ないし、せっかく続いていた運動習慣も途切れてしまった。

体調不良も相まって、なんとなく気持ちがしょんぼりとしていたけれど、ゆっくりと料理をしているときに気づいたことがある。

ゆっくりとやると、なんだか心地良い時もある。

これまでのわたしは、1日にできるだけ多くのことをこなし、妻の家事負担を極力なくし、家に帰ってきた後は、家族で過ごす時間を最大限に取れるようにしてきた。

その方針も間違ってはいない。
けれど、常にタイムアタックをしているかのような、締め切り前のような気持ちだった。

一言で言えば、常に焦っているのだろう。

体調不良がきっかけという残念さはあるが、体力的に制限がついたからこそ気づけたのかもしれない。

できるだけ多く、ではなく、丁寧にできることをできる範囲でやる。
気持ちの余裕では、後者の方があるだろう。

もう一つある。

野菜の皮をピーラーで剥いている時だ。

なんとなく疲れて、ふと力を抜いて、ピーラーを使ってみたら、それでもいつも通りに皮が剥けた。

これまで無駄な力を込めていたというわけだ。

これも先程の、1日にできるだけ多くをこなす、というスタイルに関わってくる。

できるだけ早く達成すると言うスタイルは常に力を込めている状態だ。

余分なエネルギーを消費してしまっている時もあるかもしれない。

あんまり肩肘張らずに、ふと力を抜いて取り組んだ方がうまくいく時もあるかもしれない。

体が弱っていても、ゆっくりと家事をすることの心地よさに気づけた。

これはこれで良い出来事だった。

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