最後の仕事としてのビル管理
ホテルニューミヤコの面接の時に立ち会ってくれた現場の責任者の年齢を聞いて驚いた。76歳だと言うのだ、自分より10歳も上の人が、元気に働かれていることに感動もした。ここなら、70過ぎ迄やって行けるのではと思った。
ビル管理には、二人の人が働いていて、もう一人の方も74歳と70代の方だった。その方も10年以上この仕事をやられているベテランさんだった。
6月までは3人体制でやっていて、その欠員補充で、2か月以上人が来なかったとのことだった。人気が無い仕事なのかもしれない。
1年間で4回の転職だが、昨年末の施設勤務では月24万の月給だった。それから学童は時給1100円で1日5時間で週5日、入所施設では時給1200円で1日8時間で週5日、送迎業務では時給935円1日7時間で週2日、そしてビル管理では時給985円で1日7時間で週4日となった。
入所施設以外、それだけの賃金では生活がやっていけない、赤字で生活するには貯えからの支出が必要だ。65歳からの年金を当てにしての転職で、その移行期間は、赤字は覚悟だった。ただ転職での希望は、労働時間を減らして自分の時間を増やし、65歳以降も働けるものを探すことだった。
自分本位で仕事を決めていた。生活の為の仕事ではなく、そこはそこそこでいいのだと思っていた。だから、簡単に仕事も決まるだろうと思った。が、それは間違いだった。たとえ数時間のアルバイトであっても、そこには雇う側の意志があり、社会があった。
仕事を継続するのは、自分なりの気持ちだとわかった。そこに興味や面白さを見出す工夫が必要なんだと思う。今までも、やったことの無いことが、できた時の感動がその仕事を継続する原動力になっていたと思う。
ビル管理は、DIYの仕事かもしれない。ちょっとした不都合を治していく仕事が多く、雑用的な仕事だ。空調機や、電気の管理的な仕事は、入っている専門の業者がやってくれる。
できれば、70過ぎまでは、この会社に勤めたいと思う。