懇意にする医者が運営する施設に勤めて
医者が運営する介護施設というのは、ある意味サービスの提供の仕方が違うと思う。診療所が併設されていて、地域医療に貢献しながらで、地元の人が多く利用されているということだ。送迎も、毎日あり、利用者との関係が深いと思う。
誘ってもらうにあたり「こちらで求人してる雇用条件より優遇して欲しいと条件を出していた」ので先に勤めている人より幾分いい条件で勤められた。先代の先生が仲人親だったので、今の先生とも仲良くしていた。
ここは、現行のスタッフが施設の開設準備からいたりして、かなり紆余曲折しながら、少しづつ改革しながら今の形が出来上がっていた。だから、前回勤めたチェーン店の介護施設とは異色な部分もあって、また1から覚えなければならなかった。
最初の2か月は非常に上手く進んでいた。が、先生が顔を出してから様子が変わってしまった。多分自分のことを気にかけてくれて、顔を出して声をかけてくれたんだとは思うが、それが古くからいる人の反感を買ってしまった。良好な関係と思った人から、なんとなく悪意を感じる行為をうけるようになっていた。
陰口も、多くささやかれる様になり、居心地が悪くなっていった。給料も新参者に超えられてしまって、先生とも懇意にするのが我慢できなかったのだろうと思う。
仕事ではなく、感情的に無理だと思った。辞める時に理由を聞かれた。「彼のせいで辞めるのですか」と、「いえ、介護は無理みたいなので」と答えていた。
今回辞めるに対しては、1か月以上前にハローワークで就職できる別の仕事を探した。「今日、面接を受けられるところを紹介してください」という感じでだ。数件、担当してくれたハローワークの職員が電話をかけてくれて、幸運にもその日面接を受けられるところがあった。