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海自のP-1は早期警戒機に換装せよ。
流行の「ビジネスジェットを“空飛ぶレーダーサイト”化」日本はなぜない? 過去には「検討もダメに…」のワケ
https://trafficnews.jp/post/507861
>2024年時点の航空自衛隊では、早期警戒機にE-2C・E-2Dを使っているというのは、先程述べた通りです。しかし、航空自衛隊でも近年、ビジネスジェット機を早期警戒機に活用できないか考えられたことがあるとのことです。
>筆者が聞いたところによると、関心が向けられたのは米国ガルフストリーム社のG550やG650だったとのこと。たしかに、こうしたビジネスジェットであれば、E-2シリーズより居住性に優れて搭乗員の疲労は少なそうです。
多分話の話レベルです。候補にはウエッジテールが上がっていた。737を流用だから運行費用は安いし、整備も楽。だが当時はボーイングのオウンベンチャーに過ぎず、アップデートに不安があった。ですが今では米空軍に採用されているので、これを採用してE-2DやE-2Cは売却するものありでしょう。
>G550早期警戒管制機のレーダーシステムはイスラエル製だったのです。
>今でこそ、日本はロシアによるウクライナ侵攻後の2022年8月にイスラエルと防衛協力に関する覚書を結んでいますが、E-2Cの後継問題が議論されていた当時は、紛争当事国であるイスラエルから、レーダーシステムという大掛かりな電子機器の導入ができるのか――ともなったそうで、最終的には、大方“本命機”と見られていたE-2Cの発展型、E-2Dの導入が決定されたと聞いています。
当時紛争国なんて意識はないです。イスラエルのコンポーネントなんて多数欧米製の兵器に使用されているし、欧米でもイスラエルのシステムを躊躇なく導入しています。
競合になっていたのはウェッジテールです。本来サーブのエリアイなども加えて検討すべきでしたが空自はアメリカ大好きですからまともに検討もしませんでした。イスラエル製も同じですよ。米国製じゃないから候補にならなかった。
こういうところが軍隊として空自の限界です。アメリカの子分であればそれで幸せですから、プロとしての覚悟なんてありません。
個人的にはE-2DのシステムをP-1に載せ替えて運用すればいいと思います。哨戒機はP-8に全部変更。
その前提ですが、エンジンはスネクマあたりのまともで信頼性が高いやつ。現状の稼働率3割で、下手すれば維持費はポセイドンより一桁高いクズは使いようがない。
高空、低空での運動性の両立なんてやめればよろしい。そもそも必要性も相当怪しかったし、早期警戒機には必要ない。IHIのエンジンはゴミ箱いき。
このクラスで4発は維持コストがかかりますが、現状よりはマシになるでしょう。で、川重か日本飛行機あたりにE-2Dのシステムを移植させる。E-2Dは米海軍が定期的にアップデートするので不安がありません。
海幕も防衛省もメンツがあってやめるといえずに約50機もこういうクズをかってしまった。それでもあと10機+電子戦機を買うという。頭がおかしいレベルです。かつての帝国陸海軍が、中国大陸で血を流したがから、とどんどん日中戦争の深みにはまっていったのと同じです。防衛省や海上自衛隊では戦史を教えていないのでしょう。
よく言えばコンコルルド効果と同じ、大枚突っ込んだし、メンツがあるのでやめるといえなかった。
エンジンを換装したP-1を12機から16機ぐらいを早期警戒機に転用する。そして海自の人員輸送用に6機ぐらい、現状のC-130 は評判が悪いそうです。もう6機ぐらいは政府専用機にすればいい。自衛隊や外務省の移動用に使えばいい。インドや米西岸ぐらまでは飛べますから。機内で打ち合わせもできてセキュリティの面でもメリットがあります。
更に6~8機を電子戦機にすればよろしい。あとの20機ぐらいは部品取りに使えばいいでしょう。
E-2Dは足が遅いので南西空域での生存性は低いです。それに居住性が悪くて、航続距離も短い。クルーの苦労は大変だと思います。この改良案(あるいは他の民間機ベースの早期警戒機)を導入すれば乗員の負担は大きく減って、なおかつ進出速度、滞空時間、生存性が大きく向上します。
■本日の市ケ谷の噂■
海上自衛隊はリムパックでは米国製ソノブイを使用している。国産より安いのに高性能。これは事実上日本製ソノブイがクソ、だと公言しているのに等しい。しかもその米国製ソノブイを演習後現地で廃棄。
これは米国製ソノブイがVHFを使用し日本の電波法では使用できないから。国産ソノブイの低性能はその周波数帯が使えず、UHFを使用していることも一因だが海幕も防衛省も周波数帯の問題は面倒くさいので「無かったこと」にしている。日本製ソノブイが低性能なのはNEC、沖電気ともに音響工学の博士号を持った人間が一人もいない上に、長期にわたって海幕が新型や既存のソノブイの改良も要求せず、漫然と旧式を使っているから。
これで海自の対潜能力は世界一と自慢しているのだから、夜郎自大もいいところ、との噂。
写真:海上自衛隊
財政制度分科会(令和6年10月28日開催)資料
防衛
https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/zaiseia20241028/01.pdf
防衛(参考資料)
https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/zaiseia20241028/03.pdf
財政制度分科会(令和6年10月28日開催)資料
防衛
https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/zaiseia20241028/01.pdf
防衛(参考資料)
https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/zaiseia20241028/03.pdf
Japan in Depthに以下の記事を寄稿しました。
日本の装甲車事業は日本製鋼所と防衛省が潰す
https://japan-indepth.jp/?p=86042
補正予算という麻薬が将来の国民を蝕んでいる
https://japan-indepth.jp/?p=85936
海自の無人機、MQ-9Bの調達とインド軍の調達の違い
https://japan-indepth.jp/?p=85823
European Security & Defenceに以下の記事を寄稿しました。
Japanese MoD selects Beechcraft T-6C as the JASDF’s new primary trainer
https://euro-sd.com/2024/12/major-news/41765/japan-selects-t-6c-for-jasdf/
Japan in Depthに以下の記事を寄稿しました。
航空自衛隊 次期初等練習機選定は審査が僅か一ヶ月で試乗もなし
https://japan-indepth.jp/?p=85525
月刊「紙の爆弾」12月号に以下の記事を寄稿しました。
税金を浪費して欠陥機を導入防衛費「GDP比2%」無駄遣いの全実態

紙の爆弾 2024年12月号 [雑誌] - 鹿砦社
Merkmal(メルクマール)に以下の記事を寄稿しました。
自衛隊「職務中の死亡事故」はなぜ止まらないのか?4月のヘリ墜落で8人死亡、背後に潜む人災の実態とは
https://merkmal-biz.jp/post/77927
Japan in depthに以下の記事を寄稿しました。
新聞テレビが報じない自民党の防衛費GDP比2パーセント公約の撤回
https://japan-indepth.jp/?p=84903
Merkmal(メルクマール)に以下の記事を寄稿しました。
航空自衛隊のT-7後継機取得 「官製談合」疑惑が再燃するなか、透明な入札は実現できるのか?
https://merkmal-biz.jp/post/77504/2
東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
「自衛隊員の手榴弾事故」現状の対策は不十分な訳
旧式の危険な手榴弾が訓練でも使用されている
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Merkmal(メルクマール)に以下の記事を寄稿しました。
率直に言う 陸上自衛隊の戦車は「全廃」すべきだ
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「石破首相 = 軍事オタク」は本当か? 防衛知識ゼロの他政治家が国を守れるのか? 石破氏を長年知るジャーナリストが“真実”を語る
https://merkmal-biz.jp/post/76790
月刊軍事研究に「ユーロサトリでみた最新MBTの方向性」を寄稿しました。

軍事研究 2024年 11 月号 [雑誌]
Japan In Depthに以下の記事を寄稿しました。
防衛省、ベトナムに「資材運搬車」を提供
https://japan-indepth.jp/?p=84403
「軍オタ」が歪める防衛議論(前編
https://japan-indepth.jp/?p=84282
軍オタが歪める防衛議論(後編)
https://japan-indepth.jp/?p=84315
European Security & Defenceに寄稿しました。
https://euro-sd.com/2024/09/major-news/40266/jgsdf-calls-for-numerous-afvs/
東京新聞にコメントしました。
兵器向け部品の値段「見積り高めでも通る」 防衛予算増額で受注業者の利益かさ上げ 「ばらまき」と指摘も
https://www.tokyo-np.co.jp/article/352551
月刊ZAITENに寄稿しました。
https://www.zaiten.co.jp/latest/
東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
海上自衛隊の潜水艦メーカーは2社も必要あるか川重の裏金問題で注目される潜水艦の実態
https://toyokeizai.net/articles/-/774627
Japan in Depthに以下の記事を寄稿しました。
「敵に手の内をさらさない」という防衛省、自衛隊の「敵」は国会と納税者か
https://japan-indepth.jp/?p=83101
新聞各紙 残念な防衛関連の未検証記事
https://japan-indepth.jp/?p=82844
日本の報道の自由度が低いのは記者クラブのせい
https://japan-indepth.jp/?p=82748
次期装輪装甲車、AMV採用を検証する その2 AMVのライセンス生産によって日本の装甲車事業は壊滅する
https://japan-indepth.jp/?p=81695
次期装輪装甲車、AMV採用を検証するその1
駿馬を駄馬に落とす陸自のAMV採用
https://japan-indepth.jp/?p=81667
東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
航空専門医がいない空自に戦闘機開発はできない
やる気のある医官が次々に辞める自衛隊の内情
https://toyokeizai.net/articles/-/744651
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