自称ロンドン大学卒業・英国学士様こと、ホラッチョ堀口英利さんへの公開質問状その99やはり学歴詐称でしょう? 前編


自称ロンドン大学卒業・英国学士様こと、ホラッチョ堀口英利さんへの公開質問状その99
やはり学歴詐称でしょう? 前編

結論からいえば、堀口英利さんはロンドン大学のカレッジである、SOAS(東洋アフリカ研究学院)を卒業はおろか入学すらしていません。

堀口英利さんはぼくが「堀口英利は学歴詐称をしている!」と言ってもいないことをSNSで捏造してきましたが、今回ははっきり学歴詐称と申し上げます。

さてかねてから何度も指摘していますが、Facebookへの投稿によると堀口秀俊さんはロンドン大学のカレッジであるSOAS(東洋アフリカ研究学院)を1年間で卒業していることになります。

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日本人が英国の大学に入るためには、IFCあるはFCと呼ばれる1年間の予備コースに通う必要があります。これは英国の大学は専門課程だけであり、日本の大学の教養課程にあたるものがありません。ですから、1年間のプレコースで語学とそれらのスキルを学ぶ必要があります。それを修了したら、大学に入れるわけです。

つまり、Facebookの投稿が事実であれば、堀口英利さんはわずか1年で1年間分のIFCのカリキュラムを修了、その後SOASに入学して、大学の3年分の課程をこれまた年度末までに修了、卒業したことになります。

ところが堀口英利は奇異で何が言いたいかわからないツィートを行っています。

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>プロフィール欄の「ロンドン大学 東洋アフリカ研究学院」の記載については、英国の高等教育システムとFacebookの仕様も踏まえて、既にこちらで説明しています。
>それでも突っ掛かってきている清谷さんこそ、認知力や読解力に致命的な欠陥がありますよね。よくジャーナリストが務まるものです。


もっと奇異なツィートがこれです。

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>その上で、清谷さんは私が自称していない「ロンドン大学卒業・学士」を称したことにして、何度も繰り返し「学齢詐称!」との趣旨でブログ記事やツイートを投稿なさっています。
>意図的なミスリードです。ジャーナリズム・調査報道や真相究明ではなく、明らかな「悪意ある嫌がらせ」に他なりません。

変ですよね。OSASに「入学」「卒業」と書いたのは堀口英利さん本人です。SOASは卒業したが、ロンドン大学は卒業していない、というロジックなのでしょうか?
であればSOASの日本語学科を出たピーター・バラカン氏もロンドン大学卒業とはならないことになります。
https://peterbarakan.net/bio

ではいま一度堀口英利さんの書いた声明文を検証してみましょう。

清谷信一公式ブログ 清谷防衛経済研究所 02月10日付記事『堀口英利さんへの公開質問状その1・2』に関する声明
https://note.com/hidetoshi_h_/n/nf1f6bb6035f9

>英国の高等教育システム上、最初の1年間は外国人留学生向けコースに在籍する必要があり、このコースが設置されていたのがロンドン大学 東洋アフリカ研究学院 (SOAS University of London)です。ただし、これは例えば東京大学の学生が1-2年次に在籍する教養学部での教養課程のような位置づけで、政治学や国際法の授業もあり、「語学コース」ではありません。
>英国の大学は原則として「3年制」であり、「4年制」はプラス1年の海外留学プログラムがあるような課程に限られます。

これを読むと、まるでSOASの教養学部に入学したかのような「錯覚」を与えます。
ところが堀口英利さんが入ったのはIFCと呼ばれる大学に入るためのプレコースであり、大学ではありません。上記の主張が正しいならば英国の3年制大学は1年を教養課程、その後の2年を専門課程にあてることになりますが、そのような事実はありません。
つまり堀口英利さんはカレッジである、SOASの大学生だったことは一度もありません。
英国留学関連のサイトを見てみましょう。

>イギリスの大学・カレッジに通う学生は、通常18歳以上(スコットランドでは17歳以上)で、多くの場合、Aレベル、国際バカロレア、スコットランドのハイヤー、またはこれらに相当する資格をイギリス内外で取得しています。また、ファウンデーション・コースやアクセス・コースといった大学進学準備コースを修了してから大学に入学する学生も多くいます。
https://www.britishcouncil.jp/studyuk/options/higher-education/about

>イギリス国外で、高等学校を卒業し、約12年間の教育期間を修了している、又は修了しようとしている学生がイギリスの大学学士課程へ進学を希望する場合、多くはファウンデーションコース(大学進学準備コース)に通わなければなりません。ファウンデーションコースとは大学やカレッジにおいて開講されている約1年間のコースで、大学の授業レベルについていける英語力や学習スキルを身につけるコースです。ファウンデーションコースは、学生の母国での学歴、そしてイギリス大学で要求される入学条件をつなぐ、いわば架け橋のような役目を果たしています。
https://www.ukeducation.jp/study-options/foundation/

>冒頭でもお伝えした通り、「大学準備コース」のことです。
基本的に留学生は、正規の大学に入学する前にこのコースで一般教養などの科目を学びます。日本やアメリカの大学では留学生・現地生関係なく、必修科目として一般教養などの授業を受けることがほとんどですよね。
>しかしイギリスの高校では卒業までに一般教養などの科目を終えているので、大学はいきなり専門的な教育からスタートします
そのため日本の高校を卒業後に留学する方は、ファウンデーションコースに入り、一般教養などの科目を履修する必要があります。
https://www.alpros.co.jp/bg/uk-004/

>イギリスの大学は、通常3年制で、一般教養課程を学ぶ段階がなく、すぐに専門的な勉強が始まります。これは、イギリスで高校に在籍している段階で、日本の大学の1年生で勉強するような一般教養過程を修了しているためです。
日本の高校を卒業した場合、この一般教養過程にあたる部分がないため、すぐにイギリスの大学に進学することはできません。このため、International Foundation(ファウンデーション)と呼ばれる大学進学準備コースを受講することが一般的です。
インターナショナル・ファウンデーション・プログラムは、留学生向けの大学進学準備コースです。ファウンデーションに入るのに必要な英語力は、プログラムや受講期間によって異なりますが、一般的にはIELTS 4.5~5.5で、大学入学に必要なIELTS 6.0~7.0程度まで英語力をアップさせます。

>また、英語力を伸ばすだけでなく、希望する専攻の基礎知識を勉強するとともに、大学教育を受けるためのスタディスキル(英語でノートを取る方法、講義の聞き方、セミナーでのディスカッションの仕方、エッセーの書き方、速読のスキル、リサーチや発表の仕方など)を身につけます。
このプログラムを修了すると、大学1年生として大学に入学することができます。ファウンデーションの期間は、英語力によって異なりますが、1年間前後であることが多いため、大学の3年間とあわせて、4年間で卒業できることになります。

https://www.ryugakusite.com/article/foundation_course/

>日本で高校を終了したあとにイギリスの大学へ進学する場合、多くの日本人の生徒は約1年間(9ヶ月)のファウンデーションコースという留学生のための大学進学準備コースの履修が必要となります。
>このコースは上の図で表されている6thフォームに代わるもので、実際は2年間のところ1年間に短縮されています。
>このコースをとる多くの日本人留学生は、日本で高校を卒業したあとにイギリスの大学への進学を希望する生徒です。
ファウンデーションコースを履修せず直接大学へ進学できない理由としては、現地の生徒はこの6thフォームの段階で将来大学で勉強したい分野を絞りその科目に沿った一般教養を勉強しているので、そのバックグラウンドがない留学生はファウンデーションコースでそれらを学ぶ必要があります。また、このコースは大学へ進学するために必要な一定のレベルの英語力や、アカデミックなレポートの書き方、大学でのノートのとりかたなどの勉強も兼ねています。
https://www.london-ryugaku.com/foundation-course/

>ファウンデーション・コースFoundation Courseは、大学入学に必要となるAレベルを取得していない留学生のための大学進学準備コース。規定の成績を修めて修了すれば、大学学部への進学の道がひらける。コースの内容は、英語力を高め、短期間で専門分野の知識が得られるようにプログラムされている。一般に、学ぶ科目を選択でき、文系、理系にまたがる幅広い学部への入学準備を行う。
https://www.studyabroad.co.jp/uk/education/college/foundation-course.html


イギリスの大学は3年制で、一般教養課程はありません。そして、自分が選択した学部入学となるため、より専門的な分野のみを学ぶことになります。
>そのためイギリスの学生は、大学進学を決めた時から自分が何を学びたいのかを考え、日本の学生よりも早い段階で進学したい分野を決めます。
>そして、その専門分野に合わせた大学進学コースが「Sixth Form(シックスフォーム) 」と呼ばれる2年間(16歳から18歳)となります。
>現地の学生はこの「 Six Form(シックスフォーム)」の段階で、将来自分が大学で勉強したい専攻を選び、それに合わせて選択した科目に沿った一般教養を勉強することになります。
>そのため、このようなコースを受講していない留学生は「ファウンデーションコース」でそれらを学び、大学1年目から始まる専門分野の勉強に備えます。

さて、これらでよく分かるように堀口英利さんが通っていたのは、この「ファウンデーションコース」です。堀口英利さんの文章を読むと、あたかも大学の教養学部であるかのような「誤解」を受けますが、それは誤りです。この「ファウンデーションコース」を修了して、はじめて英国の大学に入学できるわけです。

事実堀口英利さん自身もそのようにNoteでそのように書いています。いかなる理由かはしりませんが、その投稿は削除されています。(いくつもの世界の⽚隅で「ふつう」に翻弄されていたら、ロンドンに辿り着いていました)
いくつもの世界の片隅で「ふつう」に翻弄されていたら、ロンドンに辿り着いていました。

いくつもの世界の片隅で「ふつう」に翻弄されていたら、ロンドンに辿り着いていました。|堀口 英利 _ Horiguchi Hidetoshi|note_page-0019

英国の⾼等教育システム上、留学して最初の1年間は外国⼈留学⽣向けコース(International Foundation Course)に⼊らなければなりませんでした。もっとも、学習院⼤学で取得した単位を引き継げばこのコースに通わなくても良い場合もありますが、先述の記事に書いたとおり、私は学習院⼤学でハラスメントを受けて退学しました。そのような⼤学で得た単位を、あいにく引き継ぎたいとは、お世辞にも思えません。

>そこで、昨年(2019年)夏に、私はロンドン⼤学 東洋アフリカ研究学院 (SOASUniversity of London)に設置されている外国⼈留学⽣向けコース(InternationalFoundation Course)に⼊学しました。


つまり、自称ロンドン大学卒業・英国学士様こと堀口英利さんはSOASを卒業はおろか、入学すらしていないことになります。入学していないのですから「卒業」していないのは当たり前です。
そもそも大学を1年で卒業できるのは天才級の人間だけです。それも大抵は理系です。人文系は膨大な資料を読み込むので、ハードルは更にたかいわけです。ましてそれに1年分のFCを履修してというのですから、「設定」に無理があります。


それでいて、その後キングス・カレッジ・ロンドンに入学する以前からプロフィールに「東洋アフリカ研究院」「キングス・カレッジ・ロンドン戦争学科」と書いていたのはまさに、「消防署の方から来ました」的な錯覚を誘うものだといえるでしょう。

>ここで得られた友達も多く、私にとってかけがえのない存在であり、キングス・カレッジ・ロンドン(King's College London)に在籍するいまでも、一種の帰属意識ような感覚を持っています。そのロンドン大学 東洋アフリカ研究学院への敬意を込めて、在籍していた証としてSNSでのプロフィールに「ロンドン大学 東洋アフリカ研究学院」の文字を入れています。

ぼくの疑問に反論するのにこういう眠たい「ポエム」を書くのは、論点をぼかすための策略でしょう。

繰り返しますが、ファウンデーションコースは大学の教養学部ではありません。堀口英利さんは明確に嘘をついたことになります。

つまりは嘘つきだということです。

ではなんで堀口英利は一方でSOASを卒業したといい、もう一方では卒業していないと相反する主張をするのでしょうか?
これは後編に続きます。


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