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中国の脅威は本当か


中国は我が国の仮想敵国です。ですが安倍晋三が言っていたように本当に差し迫った脅威がそこにあるのか。これから少子高齢化が進み労働人口も減っていく、そして水面下に隠れていた債務も顕在化し、老齢者に対する手当も十分ではない。今が国としてはピークではないでしょうか。

転機の中国 14億人の素顔(1)漠たる不安「大国」覆う
重い介護負担や株資産半減 若者、節約術競う
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO85011220V21C24A1MM8000/

>中国の経済社会が転機に差し掛かった。誰もが安全資産と疑わなかった不動産はバブルが崩壊し、かつて高成長を誇った景気は停滞が長引く。急速な少子高齢化で働き手が減少し、現役世代の社会保障負担は積み重なる。将来への漠たる不安が中国人の日常を覆い始めた。

>世界第2の経済大国として自信を深め、米国に覇権争いを挑むまでになった中国。社会を覆う雰囲気は少し異なる。

>急速な少子高齢化が不安をあおる。北京大の郭志剛教授らの推計では「どちらも一人っ子」という夫婦が30年には34%を占める。約40年間続けた産児制限のツケは大きく、親の介護などが重くのしかかる。

>国内総生産(GDP)の2割超を占めるとの試算もある不動産はバブルがはじけた。新築住宅の販売面積は3年でほぼ半減し、在庫は7割増えた。資金繰りに窮した不動産企業は各地で建設を止め、引き渡しが遅れた。

>国際通貨基金(IMF)は不動産問題の早急な解決に7兆元の財政が必要とはじく。政府は今後5年で地方債務対策に10兆元の資金を手当てするが、景気浮揚のための大型財政には慎重だ。経済は需要不足に陥り、デフレ圧力にさらされる。

>経済が急速に成長し家計の所得が目に見えて増えた時代は終わった。


一人っ子政策もあり、今後中国は我が国同様、あるいはそれ以上の少子高齢化を迎えるでしょう。労働人口は大きく減ってく、であればGDPも下がっていく。経済の二桁成長は難しなるでしょう。しかも隠蔽されていた国営企業の赤字や不動産の下落など剣呑な事態も明らかになってきました。

そして富裕層は欧米や日本に逃げていく。無論資産を持って。

人民解放軍も兵力を維持できなくなるでしょう。特に先進国同様に長い航海がある海軍の艦艇乗組員のなり手は減っていく。いくら空母機動部隊、原潜を作ると言っても水兵が集まらない。

そうであれば、自身の寿命も鑑みれば習近平が仮に台湾統一の軍事行動を起こすにしても10年以内ということでしょう。先に行くほど国力も軍事力も落ちていく。ですが、戦争を起こせば輸入も輸出も途絶して、弱体化する経済は更に弱体化する。よほどの馬鹿でないない限りは戦争は起こさないでしょう。

そして少数民族では得てして多産傾向にあります。近い将来独立運動も起こる可能性もあるでしょう。

対して我が国ではアベノミクスが失敗した安倍晋三が国難を煽って防衛費をGDP2パーセントに増やせと号令をかけたわけです。

そして防衛省などの資料でも中国と日本の軍事費を単純に比較して危機感を煽ってきました。ですが以前からご案内のように、中国の国土は広大です。陸の国境線も長大です。それを守るために多額の予算と兵力を割いています。しかも国内の治安維持にも軍隊は必要です。

中国の軍事力は我が国と台湾だけに志向しているわけではない。

だからといって防衛力の強化が不要とは言いません。中国が暴発しないように抑止力を強化すべです。ですが防衛費を増額すればそれが達成できるわけでもない。
例えば無人機やネットワーク化は大きく遅れているが、電波法の規制緩和もやっと途についてきた感じです。20年以上放置されてきました。

最新鋭の装甲車に通じない音声無線機を搭載して、しかもそれを国内でわざわざコストを上げて調達するとか頭がおかしいレベルです。

率直に申し上げて、我が国には戦争に備える気位がまったくない。平和ボケは自衛隊も同じで、単なる国営サバゲチームです。

他所の国が1億で買える装備を5億円で買うような間抜けな軍隊を周辺国は脅威とはおもわないでしょう。

防衛力を向上するならば現在の平和ボケとぬるま湯体質を改善するほうが先です。
権力亡者だった安倍晋三の妄言に付き合う必要は全くありません。だから自民党も選挙公約から防衛費GDP2パーセント比を下げたのでしょう。
財政制度分科会(令和6年10月28日開催)資料
防衛
https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/zaiseia20241028/01.pdf
防衛(参考資料)
https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/zaiseia20241028/03.pdf

■本日の市ケ谷の噂■大学時代の同期と不倫関係になり、で不倫相手のKさんの夫が各自衛隊病院にFAXを送り付け、告発されたが、お咎めなしだった自衛隊横須賀病院歯科、海老沢政人一等海佐だが、Kさんとの不倫後も性懲りもなく、同じ衛生企画室の独身女性事務官のAさん(首席衛生官付、いわゆる首席衛生官の秘書)と不倫を開始。海老沢1佐は歯科衛生官から転出し鶴見大学歯学部へ1年間の研修に行く予定となり、これを機にAさんと別れようとしたが、別れ話がこじれてトラブルに発展し、セクハラで訴えられた。このセクハラ騒動で海老沢1佐の大学研修は取り消しとなり、大湊病院長付(無役職)に左遷。その後、禊が済んだとして現在の自衛隊横須賀病院の歯科診療部長に補職された、との噂。




月刊「紙の爆弾」12月号に以下の記事を寄稿しました。
税金を浪費して欠陥機を導入防衛費「GDP比2%」無駄遣いの全実態


紙の爆弾 2024年12月号 [雑誌] - 鹿砦社

Merkmal(メルクマール)に以下の記事を寄稿しました。
自衛隊「職務中の死亡事故」はなぜ止まらないのか?4月のヘリ墜落で8人死亡、背後に潜む人災の実態とは
https://merkmal-biz.jp/post/77927

Japan in depthに以下の記事を寄稿しました。
新聞テレビが報じない自民党の防衛費GDP比2パーセント公約の撤回
https://japan-indepth.jp/?p=84903

Merkmal(メルクマール)に以下の記事を寄稿しました。
航空自衛隊のT-7後継機取得 「官製談合」疑惑が再燃するなか、透明な入札は実現できるのか?
https://merkmal-biz.jp/post/77504/2

東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
「自衛隊員の手榴弾事故」現状の対策は不十分な訳
旧式の危険な手榴弾が訓練でも使用されている
https://toyokeizai.net/articles/-/831217


Merkmal(メルクマール)に以下の記事を寄稿しました。
率直に言う 陸上自衛隊の戦車は「全廃」すべきだ
https://merkmal-biz.jp/post/77045
「石破首相 = 軍事オタク」は本当か? 防衛知識ゼロの他政治家が国を守れるのか? 石破氏を長年知るジャーナリストが“真実”を語る
https://merkmal-biz.jp/post/76790

月刊軍事研究に「ユーロサトリでみた最新MBTの方向性」を寄稿しました。


軍事研究 2024年 11 月号 [雑誌]

Japan In Depthに以下の記事を寄稿しました。
防衛省、ベトナムに「資材運搬車」を提供
https://japan-indepth.jp/?p=84403
「軍オタ」が歪める防衛議論(前編
https://japan-indepth.jp/?p=84282
軍オタが歪める防衛議論(後編)
https://japan-indepth.jp/?p=84315

European Security & Defenceに寄稿しました。
https://euro-sd.com/2024/09/major-news/40266/jgsdf-calls-for-numerous-afvs/

東京新聞にコメントしました。
兵器向け部品の値段「見積り高めでも通る」 防衛予算増額で受注業者の利益かさ上げ 「ばらまき」と指摘も
https://www.tokyo-np.co.jp/article/352551

月刊ZAITENに寄稿しました。
https://www.zaiten.co.jp/latest/

東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
海上自衛隊の潜水艦メーカーは2社も必要あるか川重の裏金問題で注目される潜水艦の実態
https://toyokeizai.net/articles/-/774627

月刊軍事研究8月号に防衛省、自衛隊に航空医学の専門医がいないことを書きました。


軍事研究 2024年 08 月号 [雑誌]


Japan in Depthに以下の記事を寄稿しました。
「敵に手の内をさらさない」という防衛省、自衛隊の「敵」は国会と納税者か
https://japan-indepth.jp/?p=83101
新聞各紙 残念な防衛関連の未検証記事
https://japan-indepth.jp/?p=82844
日本の報道の自由度が低いのは記者クラブのせい
https://japan-indepth.jp/?p=82748

次期装輪装甲車、AMV採用を検証する その2 AMVのライセンス生産によって日本の装甲車事業は壊滅する
https://japan-indepth.jp/?p=81695

次期装輪装甲車、AMV採用を検証するその1
駿馬を駄馬に落とす陸自のAMV採用
https://japan-indepth.jp/?p=81667

東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
航空専門医がいない空自に戦闘機開発はできない
やる気のある医官が次々に辞める自衛隊の内情
https://toyokeizai.net/articles/-/744651

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