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日本の衰退の象徴、ふるさと納税こと「ふるさと脱税」が国家凋落を加速させる。

 大石英司氏のブログで紹介されていた記事です。
 前から申し上げていますが、「ふるさと納税」は事実上の官製脱税、「ふるさと脱税」でしかありません。それで毎年5千億円の税金がダダ漏れしている。
 それが金満国家ならまだしも、GDPの2.6倍の借金がありそれが膨れ上がり続けており、将来は少子高齢化で経済規模が縮小する国でです。
 だめな国はこうやって衰退していく見本みたいですね。

 ふるさと納税の経費ルール見直し 熟成肉と精米…返礼品の基準も変更
https://news.yahoo.co.jp/articles/43c5be4ad3a25938da28e85fdc52b266987e38a6

>総務省は27日、ふるさと納税について、寄付額の5割までとしている経費に、寄付金の受領証の発行費用などを加えると発表した。あわせて返礼品として認める地場産品の基準も見直す。寄付総額が増えるにつれ、これまで経費に含めていなかった費用もかさみ、実質的な経費が5割を超える事態も表面化してきたことから制度を改めた。

>2021年度の寄付総額は過去最高の8302億円に上る。

>5割ルールの対象とする経費のほかにも、総務省が把握していない費用が膨らんでいることが明らかになった。寄付金の受領証の発行や送付、住民税の控除に必要な情報の自治体間での共有にかかる費用など、主に寄付を受け取った後にかかる経費だ。

>21年度の全自治体の経費率は、46・4%と既に高水準だ。隠れ経費を含めると、5割を超える自治体があることも明らかになっている。

*ふるさと納税、返礼品の基準を10月から厳格化…肉や米の産地を同一の都道府県内に限定
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20230627-OYT1T50205/

>松本総務相は27日の記者会見で、ふるさと納税の募集経費や、返礼品に認められる地場産品の基準を厳格化すると発表した。総務省は同日付で関連する告示を改正。

>返礼品として認める地場産品については、熟成肉や精米を返礼品とする場合、肉や米の産地を同一の都道府県内に限定する。外国を含む他地域で生産された肉や米を地元で熟成、精白して返礼品とする自治体が数十確認されていることを踏まえた。

所詮、小手先の制度いじりです。
いままで寄付金の受領証の発行費用とか入ってなかったんかい。

これだけ国家財政が悪化して、将来その返還が難しくなっているのに、毎年5千億円も税金がダダ漏れしている。

「ふるさと脱税」は第二次安倍政権時代に始まった天下の悪政策ですが、安倍晋三と菅義偉の「偉業」、「赫々たる戦果」ということになっているので、岸田政権は清和会を敵に回したくないから放置しているのでしょう。

泉房穂明石市元市長はふるさと脱税つかって、市の福祉を充実させたか豪語して自画自賛をしていますが、それって他の自治体の税金を収奪して、しかもその半分をだだ漏れさせただけです。これを礼賛するのは情弱だけでしょう。

多分今後も「ふるさと脱税」で毎年5千億円程度の税金がダダ漏れするでしょう。
この金額は防衛費ならば1年で1両15億円の10式戦車ならば340両、一機120億円のF-35ならば40機は買える金額です。
防衛費の財源が足りないと大騒ぎしているのに、自民党の国防部会では「ふるさと脱税」を廃止して、それを財源に当てるという議論すらなかったとはまだ防衛大臣が証言しています。財源なんていらない、国債刷りゃいいんだという、安倍晋三と劣化コピーみたいな、
清和会の議員がおおいからこうなるのでしょう。
国家の存亡より死んだ親分のメンツが大事らしいです。こんな状態で防衛費を2倍に増やすなんてやってはいけません。

当然その額の税金があれば、貧困対策や、大学の研究費や講師などの待遇改善、給付型奨学金など多くの使い道があり、それらは税収の拡大ににも繋がります。

その貴重な財源を、利権で仲介業者、返礼品業者に垂れ流しているわけです。

しかもふるさと脱税は低所得者層に何のメリットもありません。本来即座に廃止すべきです。

Noteで以下の記事を公開しました。
実は大人の事情で某サイトでは掲載できなかったものです。今回はテストも兼ねて有料化してみました。よろしかったら御覧ください。

記者クラブメディアの陸自発砲事件報道に「正義」はあるか。
https://note.com/kiyotani/n/n711d37a1e4e1

東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
陸自3人死傷の銃撃事件から見える装備の貧弱さ
有事になれば他国の軍隊の何倍も戦死者を出す
https://toyokeizai.net/articles/-/681615?page=3

Japan in Depth に以下の記事を寄稿しました。
陸自の広帯域多目的無線機は使えない(上)
https://japan-indepth.jp/?p=76248
陸自の広帯域多目的無線機は使えない(下)


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