世の中では、何も考えず、意味も分からず、漠然と受け入れていることがあり、比較できない数字を比較しており、たとえば、気象報道で、・・・、原発報道で、・・・
世の中では、考えず、意味も分からず、漠然と受け入れていることがあり、比較できない数字を比較しており、気象報道で、
・風速(m/sec)とは、高さ10 m位置で(高さで異なるため)、10分間の平均値(常に変化しているため)、
・瞬間風速とは、3秒間の平均値(3秒に絶対的な意味なし)、
・最大瞬間風速とは、瞬間風速の最大値、
・気圧とは、その場所の単位面積当たりの空気の総重量、
・温度とは、地表や大気中の温度、
・湿度とは、その場所の大気中の水蒸気量、
・雨量とは、その場所の一時間の降雨量(mm)、
瀬戸大橋や高層ビルの設計における風速は、設計基準風速80 m/secですが(絶対的な意味はなく、歴史的に観測された値)、それは、瞬間最大風速であり、安全の目安であり、温暖化や異常気象で、歴史的な観測記録内に留まる根拠はなく、経験していない未来に何が起こるのか(日本史上初のモーメントマグニチュード9.0)、誰も分からない、
登山では、天気と天候と気象を使い分けており、
・天気とは、特定場所・特定時刻における大気の状態、
・天候とは、天気の一定期間の傾向、
・気象とは、大気の変化であり、気圧、温度、雨、風、雪、竜巻、台風など、無理に、原発のことに結びつけたくはありませんが、ついでに言えば、
炉心損傷事故発生確率の定義は、
・原発が運転中、
・内部事象(内部事象+人的因子)+外部事象(地震+津波+竜巻+火山+
火災+航空機衝突≒地震)、
・SA(severe accident))対策機器作動状態、
・年間平均値、
であり、世の中には、たとえ、原子力規制委員会HPの掲載資料でも、原発静止中や、SA対策機器考慮なしや年間中央値や内部事象のみや外部事象のみなど様々な値が混在しており、読む側は、専門知識を基に、注意して解釈しなければならず、定義が同じ値でなければ比較不可。