今朝の「日経」記事(滝順一(編集委員)「能登地震が問う原子力安全 防災に確率論的評価を」、「日経」2024.3.31日付)について、AIに、記事の一部を引用して、「「日本ではPRA活用は制度化されていない」は正しいですか」と質問 私は、静岡県防災・原子力学術会議原子力分科会委員として、浜岡原発の新規制基準適合安全審査の内容を検討していますが、安全評価の要の約半分は、PRAにより、国内外の現状を考慮すると、記事の表現は、雑であり、防災対策や訓練も、PRAとリンクしていますから、現場の実施内容を調査されたい
質問
今朝の「日経」記事(滝順一(編集委員)「能登地震が問う原子力安全 防災に確率論的評価を」、「日経」2024.3.31日付)について、AIに、記事の一部を引用して、「「日本ではPRA活用は制度化されていない」は正しいですか」と質問。
AI回答
実際には、日本では確率論的リスク評価(PRA)が原子力関連施設の安全確保において重要な役割を果たしています。原子力規制庁では、原子力規制検査において事業者が作成したPRAモデルを活用しています。また、日本原子力学会標準委員会リスク専門部会では、PRA手法を中心とした標準(実施基準)の整備を行うとともに、PRAの活用の基本的考え方の検討を進めています。
ただし、福島第一原子力発電所の事故を踏まえて、PRAの活用が必ずしも効果的になされてきていないという指摘もあります。これに対して、規制行政庁はPRAの活用を前提に法令、基準等の改正案の検討に着手しており、日本原子力学会は津波PRAの実施基準の作成を進めています。
したがって、「日本ではPRA活用は制度化されていない」という表現は、一部の観点からは正確ではないと言えます。PRAは日本の原子力安全確保の一部として既に活用されており、その活用はさらに進展すると期待されています。ただし、その活用方法や範囲については、引き続き議論と改善が求められています。
私の認識
私は、静岡県防災・原子力学術会議原子力分科会委員として、浜岡原発の新規制基準適合安全審査の内容ばかりか、全国の同様な内容を検討していますが、安全評価の要の約半分は、PRAにより、国内外の現状を考慮すると、滝さんの認識・表現は、雑であり、防災対策や訓練は、PRAとリンクしていますから、現場の実施内容を調査されることを期待します。