曹洞宗雲水の私にとっては、分かり切ったことですが、改めて、AIに、「糞掃衣(ふんぞうえ)とは何」と質問 AIの回答は的確、これは、多分に、謙遜した表現ですが、本質も示しており、私のような曹洞宗雲水が、修行に専念するため、着衣の形式や質は、二の次として、常時、身に着けている業務衣や作業着=作務衣、ボロボロになればなるほど、価値が増す
質問
曹洞宗雲水の私にとっては、分かり切ったことですが、AIに、「糞掃衣(ふんぞうえ)とは何」と質問。
回答
「糞掃衣」は「ふんぞうえ」と読みます。これは仏教の用語で、捨てられた布やぼろを集めて作った僧侶の衣服を指します。この衣服は、釈迦の時代の修行僧が毎日托鉢に出て食べ物を集め、その後は修行に専念する生活を送っていたため、身につける衣は捨てられた布を拾い集めて作っていました。
この「糞掃衣」は、欲望を捨てて執着心を失くすために自分の持ち物を持つことが禁じられ、「三衣一鉢」といって修行に必要な三つの衣と托鉢の時に使う鉢のみ所有することが許されていました。また、美しい着物で着飾りたい、新しい服が欲しい、もてたい、少しでも自分を良く見せたいということは欲望であり、煩悩なので、出家した修行者としてそういった煩悩を捨てるためには着る物に対して一切のこだわりを持ってはいけないとされています。このような精神を引き継いで、現代の僧侶が身につける袈裟は、一枚の布ではなく、敢えて田の字のように継ぎ接ぎして作られています。しかし、袈裟だけがその精神を受け継いだところで、それを身につける本人がそういった仏教の精神を知らない、或いは学ぼうとしない、人に説こうとしない僧が数多く存在します。このような背景から、「糞掃衣」は仏教の精神を象徴する重要な概念となっています。
感想
AIの回答は的確。
これは、多分に、謙遜した表現ですが、本質も示しており、私のような曹洞宗雲水が、修行に専念するため、着衣の形式や質は、二の次として、常時、身に着けている業務衣や作業着=作務衣、ボロボロになればなるほど、価値が増す。
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