Trovatoreさんの質問「電気料金の再エネ賦課金は始まった当初は許容範囲だったかもしれませんが年々上昇し国民負担はもはや許容範囲を超えているのでしょうか。桜井先生はCO2削減は日本だけやっても意味がないとNHK討論で話されたのは正鵠を得ており、日本のCO2排出量は全世界の3%に過ぎずCO2削減を真面目にやるだけバカを見ているのではないでしょうか」への回答
質問
2024年5月19日 16:31
Trovatoreさんからの質問
電気料金の再エネ賦課金は始まった当初は許容範囲だったかもしれませんが年々上昇し国民負担はもはや許容範囲を超えているのでしょうか。桜井先生はCO2削減は日本だけやっても意味がないとNHK討論で話されたのは正鵠を得ており、日本のCO2排出量は全世界の3%に過ぎずCO2削減を真面目にやるだけバカを見ているのではないでしょうか。
回答
地球環境に国境は、なく、CO2排出量の少ない日本のような国が、過敏に反応し、厳しい排出規制をしても何も改善されず、そうではなく、最も効果的な排出規制は、世界の排出量の約60 %を占めている中国(31.2 %)、米国(14.0 %)、インド(7.2 %)、ロシア(5.0 %)が、暫定的に、石炭火力発電からLNG火力発電、そして、最終的には、太陽光発電や風力発電のような再生エネルギーの拡大を図ることであり、日本は、中国などに対し、暫定的に、熱効率が75 %にも達しているLNGガスタービン複合サイクル火力発電技術の技術供与を推進し、同時に、太陽光発電や風力発電の技術供与も図るべきです。
電気料金の再エネ賦課金は、電力利用料により異なりますが、普通の家庭では、毎月1000円、年間12000円ですから少なくなく、大口ユーザーは、桁違いに多額になり、再生エネルギーの大量拡大を図った独国では、再エネ賦課金の国民負担が多額になり、国民の不満が大きくなっています。
それにしても、Trovatoreさんは、私が、20年前、NHK「日曜討論」(甘利明通産大臣、近藤駿介東大教授・原子力委員会委員長、飯田哲也環境エネルギー政策研所長、桜井淳技術評論家)で主張したことを良く覚えていましたね、感心 ! 感激 !
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