見出し画像

西部新宿線はルワンダの夢を見るか  ーアフリカ留学帰国雑記

ルワンダから帰って10ヶ月、ほぼ丸1年が経とうとしている。

Noteを更新するのはもっと久しぶりだ。

本当は書きたいことがたくさんあったけど、書く気が起こらなかった。
帰国後の忙しさで書く気力も起こらなかったのかもしれない。

1年ぶりに日本に帰ってきたときは嬉しかった。道はアスファルトで整備されているし、ラジオから流れるアフロビートの爆音も聞こえない。物乞いの子どもたちもいない。いつでもコンビニで好きなお菓子を食べられる(なんて便利な国だろう!)。自分の属する場所に帰ってきたって感じがした。

でも、東京は忙しない。西武新宿線に乗る日常が戻ってきた。1分遅れで謝る構内アナウンス、疲れ果てた目でゲームをする帰宅途中のサラリーマンの姿は、無為に時間を過ごすことが罪であると訴えかけているように見えた。やはりピリついた都会の空気は恐ろしい。パスモのチャージ時間にさえ苛立ちを覚えている自分に気がついた。

そのような日常を過ごす中で、ルワンダはどこか記憶の向こうに飛び去ってしまった。

ただ、1つ嬉しいことがある。アフリカ人の友人が日本に留学しているのだ。彼と会うたびに、乾季のからっとした風が大地を走り抜けるアフリカに戻った気がした。アフリカの友人ともたまに連絡を取る。彼らの近況を聞くと、アフリカの懐かしい思い出が蘇る。

今僕は次の進路に向けて準備を進めている。これから進路のことについて、ルワンダでの学んだこと、大学で勉強していること、アフリカのことなど色々Noteに書いていきたいと思う。文体や口調は回によって気ままに変わるが、ご容赦頂きたい。

東南アジアでは昔使われた日本の電車が走っていることがあるらしい。
今僕が揺られているこの電車も、いつかルワンダを走ることになるだろうか?



いいなと思ったら応援しよう!