絵のつくりかた
絵を描く人と関わると、「ラフをつくる」という言葉が出ると思います
この「ラフ」は、だいたい以下と同義です
・アイデアスケッチ
・ネタ出し
・下絵
・下描き
・草稿(※推敲と近いレベル)
「どんな絵にしようかな」と考えたり、描き試している時間を指します。
ほんとはもっと細かく違いがあるんですが、描かない人向けに説明するならだいたい一緒です。
今回は、ネタ出しってどんなことやってんの?何考えてんの?というのを恥を忘れてご紹介します。
※あくまで私の到達方法のひとつで個人差はあります
この記事を一言で表すと連想ゲームの公開です。
1.お題を決める
今回はらっと。さんの企画参加用なので、お題は「本」とあらかじめ決まっています。
お題に沿ってればなんでもいいという間口の広さ。
うまい棒めっちゃ買える
2.テキトーに手を動かす
描いた順に解説
1.うねうねの線。最初によく描くやつ→しおりの紐
→描いたのが夜だから月
→中秋の名月→(中秋の名月と人形の久月って似てる!)
→名月にすると秋限定になるし通年だと使いまわせて便利かも
→お月見系はやめておこう
→しおりの紐が雲に溶けると可愛いんじゃない?
→2へ
2.しおり紐から雲へのメタモルフォーゼ
→遠近感がスマートじゃないな…
→noteのヘッダーサイズをようやく思い出す
→なんとなく本と夜のイメージがついてきた→3へ
3.本・夜→竹取物語
→雲を和柄のアレで日本っぽく仕上げる?
→にっぽんの縁側
4.(縁側とフローリングの違いって板の長さ?)
→(キュキュッと鳴る床がいい!)→鶯床、京都、寺
→このあたりで色調が決まってくる
→和綴じってかわいい→5.和綴じってこんなんだっけ
→だいたいこんなもんかなー。終
6.2ターン目
昨夜サッと思いついたのを描きはじめる
→さっきの京都とキュッとした木の床
→京大前のほうの進々堂の風景
→文学少年/青年→本みっちり
トータル10分くらい
3.同じことを何ターンかやる
この連想ゲームを何ターンかやって、ひとつに決めます。
決めたものは再度練って、具体的にします(大きな作品になると、さらに別でデッサンをしたり)
きちんと受けたご依頼であればお相手にお伺いしますし、今回のような好き勝手やってOKなのはもちろん独断です。
自ら選ぶ場合はより色のイメージが具体的であるか、自分がいちばん描いてみたいか、納期などが決め手です。
今回のは、どれにするかまだ決めていないです。
4.余談:思い浮かばないときは
テーマに沿ったものを調べます。
イメージが足りないときは、自分に知識が無い場合もあるからです。
あとは、寝たりマンガ読んだりします。
私はサルヴァドール・ダリの「アイデアは、眠いなーと思ってうつらうつら椅子に揺られているときにめっちゃいいの思いつく説(意訳)」が好きです。
つまりはほわーんとしてるときですね。
ということで今回は、「ネタ出しってこんなことやってます」のご紹介でした!連想ゲーム話しただけでしたね。
「へえ~」と1ミリほど思ってもらえたら嬉しいです!
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