Bridge to the World

私の会社は留学制度があり私のようにそれを活用して大学院課程を得ることができるものの、二年間という長期での滞在であることや、入学までの試験、手続きなどにかかる労力など、さまざまなしがらみが、多くの若いチャレンジ精神をもった優秀な社員たちの障壁となっていることが事実である。

私の近くにも、非常に優秀で留学を一度志していたものの、年齢や家族のことを考えると、2年も行くのはかなりハードルが高いという理由で、留学を断念した先輩がいる。

また、2年席を空けるのは厳しいと上長から言われ、会社の都合でなかなか行かせてもらえないまま、年齢上限を超えてしまい、夢が叶えられなかった人もいる。

大学への二年間留学ではなく、Visiting Scholarなどで留学するのはどうだろうか。

私が紹介してもらった研究所は、原則1年の在籍としているものの、企業によっては四半期ごとに社員を送りかえている例もあるとのこと。

それを弊社も活用できるのであれば、海外への思考を諦めていた方々もにとって非常にハードルがさがり、またチャレンジしてみたいという気になるのではないでしょうかl。

これまでは数年に1人しか送り出せないという状況で、もし留学から帰ってきた人が何かの都合で会社をやめてしまったりした際に、海外事業のポストを誰に担ってもらうのか疑問がある。(具体的に海外事業にどれだけアプローチしていくのかを整理する必要があるが)

もしこの研究所とのブリッジが成立すれば、もっと社内の海外思考が醸成され、海外事業展開を促進する流れが生み出されるのではないか。

現在の電力事業が主力として収益をあげられる今のうちに、他の事業へも手を伸ばす必要がある。

海外研修を行うことは、必ずしも海外事業へつなげるためだけではなく、そこで出会った志の高い優秀な方々との交流を通じて視野を広げ、視座を高く持つことで、あらゆる面でその経験が生きてくる。

この経験を通して培うことができる、広い視野、高い視座、世界に広がる人脈は、将来会社を強くしていくだけではなく、その社員個人の人間力をかなり高めてくれる。

ぜひこの研修を弊社へ持ち帰り、沖縄電力をグローバルな会社にしていきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?