開業3年目にして今更ロゴを作る➖ロゴ研究①
お菓子屋さんを開業するとどこのお店にもあるロゴというもの。
実は無いのです。
最近それが少し不便になってきた話と、なぜ必要と思うのかをお伝えします。
自分の開業のロゴを考えている方の参考になったら幸いです。
◉なぜロゴがないのか
回開業して2年目になるが実は決まったロゴが作れていないのが現状です。
皆様が目にしてきてくれるこの樹和堂の看板は「開店までに間に合わせたい、でもその時間は無い…」ということで信頼できる方にお願いしたもので、ロゴに使うとは考えてなかったのです。
オーダーの仕方はこんな感じ
・このお気に入りの写真にあるものを書いてほしい
・昔、お茶の輸出入の時に利用していた蘭字に似せ雰囲気で
・お菓子屋さんらしくしないのが理想です
そして完成したのがこの看板。
目立つし、看板でお店を覚えてくれている人もいるからとても嬉しい限りです。
お気に入りです。
◉私にはロゴが無いと大変になってきた。
他のお菓子屋さんはロゴというものがあって、それをお菓子のパッケージにしていることが多い。
何か商品を出すときはそれをトレードマークにしたりすればいいのだ。
しかし気まぐれな私は、3ヶ月に一回パッケージを変えたりして試行錯誤していたのだ。
流行は変わるし、気持ちも変わるし。私はどんどん新しい絵を描いていくし。
だから新しいものを作るのはとっても時間がかかることも知っている。
心のどこかでは考えられずにいた。
ただ固定してしまう怖さから逃げていただけかもしれない。
看板のイラストを使えばというば、「お菓子屋さんらしくなくでオーダーしていたイラスト」なので使うのが少し難しいのだ。
「2年間でわかってきた、お菓子屋さんで使いやすいロゴ」
①小さいサイズになっても把握してもらえるロゴ
Instagram等のSNSでの集客が必須になってきたこの時代、プロフィール画像はお店の看板みたいなものだ。
スクエア画像に収まり、丸に入るロゴが必要。これはシンボルマークでもいいと思っている。
②個包装したお菓子にシールを貼るときを想像する
お菓子屋さんはシールを使うことが多い。
焼き菓子専門だと特にシールを貼っただけで可愛くなり、購買意欲が湧くのだ。
最初は私も面倒臭いからいいかと思っていたが、皆さんが手に取ってくれる速さが違う。
どれだけ経費削減しようが売れなければ意味がない。
③納得してウチはコレ!と言えるシンプルなものに
焼き菓子やさんとして言うと、なんとなく自分のクッキー型が作りたくなってきたりする。
そして、それはとても洗練されているように見える。
シンプルな程こういった時に応用しやすいのだ。
◉推しの参考書
ロゴを作ることを後押し押しをしてくれた本がある。
それは、
「明治・大正・昭和のラベル、ロゴ、ポスター 〜懐かしい日本のグラフィック・デザインが1000点収録」というもの。
昔のロゴの歴史が描かれているのだが、花王や資生堂のロゴが時代を経るごとに変わっているのだ。とても安心した。
基礎だけちゃんと作ってやり直していこう。そう決めたのだ。
次回、トレードマークについて考える。
今回は時間に余裕があるのでしっかり学びながら考えていきます。
基本教材はもちろん上記にある本。
懐かしいデザインが好きなので