KPIとの向き合い方

考えさせるきっかけは、このような質問をされた時です。

このKPIが下がったのですが、どうしたらいいでしょうか?

続いて聞かれます

何の数値をみたら良いのでしょうか?

似たような質問をされている人はいるかもしれません。

数値はユーザーの行動の結果

勝手な感性で恐縮なのですが、上のような問いかけは数値を数値として強く見てしまっている印象を受けます。忘れて欲しくないことは、数値はユーザーの行動の結果であることです。

ユーザーの行動にストーリーがあるように、数値にもストーリーがある

ユーザーの行動にはある個々人で異なるとはいえ、大きなストーリーがあるはずです。数値がユーザーの行動の結果であるならば、数値にもストーリーができるのは想像できると思います。
KPI(key performance indicator)は目標の達成度を評価するため指標です。KPIはユーザーの行動のストーリーのゴール、または重要な中継地点になっていることが多いです。

ユーザー/数値のストーリーを見つける

KPIツリーという、KPIを構成する要素を分解して施策が実行可能になるレベルまで落とし込まれた小さい数値の一覧にして見える化する手法があります。ユーザー/数値のストーリーを見つけるには、ユーザーの行動のストーリーを考えながらKPIツリーを用いてKPIを見える化してみると良いでしょう。

KPIツリーの要素に対して、サービスの提供側が何をアクションできるかを考えて見ましょう。それが初めに載せた質問に対する解答になり得ます。

KPIツリーについてはReproさまの Growth Hack Journal の記事の【決定版】アプリ事業のKPIツリー!がよくまとまっています。

数字だけを見て解答を得れることは滅多に無いと思います。ユーザーのストーリーと合わせて数字を見ていくことをオススメしたいです。その結果として、抜け漏れている数値や重要な数値が再確認できれば。

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