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書評というほどでもない書評

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キヨハラの読書録。おもしろいと思った本をとりあげます。
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2024年8月の記事一覧

■教養としての社会保障

■教養としての社会保障

静かに、そして熱量の高い一冊でした。積読していたのですが、もっと早く読むべきでした、すみません。

元厚労省の官僚であった筆者による社会保障の見方は実に幅広く、自身の考えを深めるにとてもよい本でした。筆者の考えは大きく以下の3点にまとめられるように思います。ほぼ引用となりますが、ご容赦ください。

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1.社会保障をポジティブ・ウェルフェアの文脈で読み直すポジティブ・ウェルフェアとは、保護と

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