子どもと確認しよう!SNS・ネットトラブルを防ぐための6つの具体例
今や子どもたちがインターネットやSNSを使うのは当たり前の時代。
その一方で、オンライン上には子どもが気付かない危険も潜んでいます。
学校でインターネットの使い方やリテラシー教育は行っていますが、一人一人が理解できているかまでは確認できません。
子どもがネットを安全に使えるようにするためには、家庭でしっかり話し合って理解していくことが大切です。
親子で一緒に確認しやすい6つの具体例と確認ポイントをまとめましたので、ご家庭で確認してみてください。
①「名前や住所を教えて」と聞かれたら?
例:ゲームやSNSで「どこに住んでいるの?」「本名は?」と聞かれる。
話し合いのポイント:
保護者:「どうしてその人が名前や住所を知りたいと思う?」
→ 個人情報を聞く理由を一緒に考えてみる。悪用される可能性があることを伝える。保護者:「他の人にも見られる可能性がある場所で話していることを忘れないでね。」
対応例:
「知らない人に名前や住所は教えない。ゲームをやるだけなら名前を教える必要はないよ。」
② 「あなたの写真を送って」と言われたら?
例:SNSのメッセージで「あなたの写真を送って」と頼まれる。
話し合いのポイント:
保護者:「どんな写真なら安全だと思う?」
→ 自分の顔や住んでいる場所がわかる写真を送るのは危ないことを伝える。保護者:「その写真が他の人に見られたり、悪用されたらどう感じる?」
→ その人に送ったつもりでも、その後どこで使用されるか分からないこと伝える。また、ネットに一度出た写真は消せないことを伝える。
対応例:
「写真を送る必要があるなら、家族や友達と相談してから決めよう。それ以外は送らない!」
③知らない人が「会おうよ」と誘ってきたら?
オンラインゲームやSNSで話している知らない人が「どこかで会おうよ」と提案してきた。
話し合いのポイント:
「その人が本当に安全な人かどうか、どうやってわかる?」
→ 写真や名前が本物がわからない。実際にはどんな人かわからない。危険性があることを伝える。「会う必要が本当にあるの?」
→ ネットでしか知らない人に会うことのリスクを話す。
対応例:
「知らない人に会うのは絶対にNG。もし誰かに誘われたらすぐに家族に相談してね。」
④「このアンケートに答えて」と言われたら?
例:SNSで「簡単なアンケートに答えてくれる?プレゼントがもらえるよ!」というメッセージを受け取った。
話し合いのポイント:
「アンケートでどんな情報を聞かれると思う?」
→ 名前や住所、連絡先などを聞かれる可能性がある。「どうしてこのアンケートが送られてきたと思う?」
→ 悪意のある詐欺の手口や、情報を集めるための罠かもしれない。
対応例:
「名前や住所などを聞き出そうとする方法かもしれないので、知らない人からのアンケートには答えてはいけないよ。」
⑤「急いでお金を送って」と言われたら?
例:SNSで「困っているからお金を送ってほしい」と言われた。
話し合いのポイント:
「その人が本当に困っているか、どうやってわかる?」
→ ネットでは嘘をついてお金をだまし取る詐欺が多いことを伝える。「家族や先生に相談せずにお金を送るべき?」
→ どんな状況やどんなに少ない金額であっても、大人に相談する必要があることを伝える。
対応例:
「お金を送る前に絶対に家族や信頼できる人に相談する!」
⑥「このことは誰にも言わないでね」と言われたら?
例:①~⑤の状況で「これは秘密だから、誰にも言わないでね」と言ってくる。
話し合いのポイント:
「どうして秘密にするよう言われたと思う?」
→ 本当に良い話なら、誰にも言わないよう頼む必要はないことを説明する。「秘密を守ることで何か問題が起きるかも知れない?」
→ 相手の言う「秘密」が悪いこと(詐欺、トラブル、不正行為)につながる可能性があることを話す。「誰にも言わないようにするべきこと」と「相談すべきこと」の違いを教える
→ 悪い秘密は相談することで問題を解決できることがある。
対応例:
「秘密と言われても、家族や先生に相談していいんだよ。何か怖いことがあったら、必ず大人に話そう!」
親子でネットの危険を話し合おう
ネットの便利さは、正しい使い方を身につけることで最大限に活かせます。
今回の事例を参考に、ぜひ親子で一緒に話し合ってください。
「何かあったらすぐ相談していいんだよ」と伝えることが、子どもにとっての一番の安心になります!