児童指導員の応募者を装った営業電話が酷い…。営業妨害では?

「児童指導員の募集ってまだしてますかね?」

ある日の16時頃、そんな電話を受けた。名乗りもせず、ほぼそのままの文面である。
丁度、心理職採用をしていたので、それを見た方が勘違いして電話をかけてきたのだと思い、丁寧に対応をした。

「すみません、現在は児童指導員が充足しているため、募集しておらず、募集の際には改めてお声かけさせていただきます。」正直にお断りした。

「児童指導員以外は募集しているってことですかね?」

児童指導員以外も持っているのだろうか?ではなぜ児童指導員なのだろうか。と疑問が沸いたが同時に回答もしてしまっていた。

「いまは心理職を募集しているところですね。」

「何名くらいですか?」

「1人ですね。」

「まだ募集は続けているんですか?」

「…」
これは何だか雰囲気がおかしいぞ。心理職の採用が決まらず少し油断していたところもあるが、切るタイミングを逃してしまった。

「実は人材紹介の仲介のようなことをしてまして…」
もう気づいてたよ!言うのが遅いよ。…仲介のようなこと?

「人材紹介会社とは違うんですかね?」

「紹介という形ではなく、プラットフォーム提供で、マッチングした際に料金が発生するタイプです。」

なるほど。ジョブメドレー的な感じのやつね。いつもとてもお世話になっているから好意的である。

人材紹介だと紹介料が高いし、プラットフォーム提供だけであれば利用料は安くて良さそうだなと思った。

少しだけ話を聞いてみようかな。
これがいけなかった。面倒ごとになってしまうわけで。

「ちなみにいくらくらいですかね?利用料。」

「マッチングで8万円です。」

「それは心理職でという意味ですかね?」
完全にジョブメドレーをイメージしていたので、職種ごとに料金が異なっている認識をしていた。

「いいえ、一律、8万円です。児発管やPT、OT、STなど関係なく一律です。」

児発管のマッチングでそれは破格ではないだろうか。職種ごとに料金が異なっているのが一般的で、需要の高い児発管は某大手マッチングサイトでは年収の1/3というところもある。紹介や仲介など一切してくれないのに。

そこだけに食いついて前のめりになり過ぎていた。

それを感じ取ったのか営業マンから、
「良かったら説明させてもらうのでお時間もらえないでしょうか?」
とのお誘い。

なんだか話だけは聞いてみても良いかなと思い、説明を受けることにした。
忘れてはいけないのは、営業としてのイメージは最悪であること。

営業時間内の教室に営業電話をしないで欲しい。
そしてきちんと名乗って欲しい。
応募者を装うようなことをしないで欲しい。

全部、伝え忘れて切ってしまった。

そして、そんな会社のサービスだ。良いことはないのだ絶対に。