ようやくお酒が出せる飲食店!
緊急事態宣言がようやく解除され、ゴールドステッカーを持つ飲食店は、10月からお酒が販売できて営業時間も21時までと延長されることになった。さっそく店を再開した飲食店主に聞くと、ずっとやってきた事なのに、しばらくやってないから勘を取り戻すのに一苦労と苦笑いされていた。
30年も商売され毎日同じ作業の繰り返しで、段取りや要領は体が覚えているようなものではあるが、それを今年は殆ど休んでいたから体が思い出すのが大変だったと思う。知識・経験・技術は相当な人でも、殆ど休んでいたらどんな熟練者でも勘や経験は鈍ってくるもので苦労する。今はまだ本格的に人が動いていなく、まだまだ緩やかな再スタートだから、ぼちぼちと勘を取り戻して欲しいものである。
そんな環境の中、外食産業が営業再開に向けた人手確保と感染の防止に苦慮している。コロナ前は人手不足で困っていた飲食店だったが、コロナ過では雇用の維持は店の存続の危機とばかり人減らしに注力した店があるのは事実。
店の存続を優先に人員を削減した反動で人手確保が難航しており、一部店舗では営業再開を延期している。人を単なる組織の歯車と軽視している店には人は戻ってこない。感染対策には、より人手が必要だから店は難しい運営を迫られ大変だ。
「従業員満足=顧客満足=売上向上ー=店の持続的な成長」、となることを再認識しないといけない。