2022年、今日から仕事始めです。ここに来て、またオミクロンによる新規感染者数が増えてきました。年末年始、各地の人混みを見たら、これからも増えてきそうで嫌な年明けになるかもしれませんね。私の支援先である飲食店関係者も戦々恐々としておられます。何とか大事にならず、一年が無事に通常営業できる事を願いたいものですね。 「スーと出てきてパーっと消えるからスーパーと、昔からスーパーの商売は難しい」と言われてきたが、飲食業も根をはるのが難しいから水商売と言われ、多産多死業種の上位に必ず
すき家は牛丼の「並盛」を23日から50円値上げして税込み400円になった。米国産牛肉の値上がりや原油高による輸送コスト上昇などが主な原因である。また持ち帰り容器や半導体不足による注文用タブレットの導入費も負担が大きく逆風が吹いている。働く人の給料も上がればいいが、それどころではないか。既に牛丼御三家である「吉野家」と「松屋」はもう値上げしているから、お客さんからの苦情はないであろう。 丸亀製麺も一部商品の値上げを実施する。 値上げは材料費の高騰及び人件費・物流費の高騰が主要
長年勤務していた印刷会社で技術・経験・ノウハウを蓄積し、51歳の時に従業員一人引き連れスピンオフして創業した印刷会社社長。市場の成長や取引先、顧客にも恵まれ、飛ぶ鳥を落とす勢いで業況拡大を実現し、いつの間にか従業員35人、年商6億円の会社の社長になった。 メインバンクT銀行からも優良企業待遇で良好な関係構築ができて、毎日のように担当者が会社を訪れ借入を勧めたり、社長自身に投資話を持ち掛けたりとべったりであった。銀行との関係強化で強気になった社長は、イケイケどんどんの経営姿勢
組織の成立要件に、①共通目的、②貢献意欲、③コミュニケーション、がある。人間一人では何もできない、できたとしてもたかが知れている。一人では一人の仕事しかできないが2人が協力してやれば3人~4人の仕事ができるものである。 古い話だが、高度経済成長時の日本は特に集団主義で職務をこなし生産性を高めてきた。それらは従業員は会社の為に自分や家族を犠牲にし支えてきたこともあり、会社は従業員を終身雇用を前提に守っており、労使が一体となって生産性向上を共通目的にして互いに協力してきたもので
感染対策の為、非接触型運営が求められる飲食店。入店案内~食事~レジ会計・持ち帰りを店員が関与せず、自動化・機械化されている回転寿司。接客と高度な技術による調理が飲食店にとっては付加価値創出の源泉。その中でもレジ会計は再来店を促す最後の接客だから、人が対応する方がいいと思うが、今の時期は仕方ないか。外食の特性が薄れ残念ではあるが、それでもそういった制約条件の中でも満足度が高い仕組みを確立した「スシロー」はさすがである。 そのコロナ禍でも業績好調な回転寿司の中でも先頭を走る「ス
ホームページ制作を主力事業にしている支援先が葬儀社と提携してオンライン葬儀事業を新たな取り組みとして展開する計画である。「小規模事業者持続化補助金低感染リスク型」にも採択され、その補助金をうまく活用し、更なる成長発展を目指している。 オンライン葬儀は、遠く離れた場所にいる家族や親戚、故人と親しかった方に、パソコンやスマホからリモートで参列していただくサービス。カメラなどを会館式場に設置し、葬儀模様を撮影中継し、動画をライブ配信。コロナ禍で移動の制限がある中、オンラインで参列
来年春、星野リゾートが大阪・新今宮にオープンする。 コロナ前はインバウンド需要による訪日外国人で活性化していた地域。 駅の南側には日雇い労働者の街として知られた「あいりん地区」(大阪市西成区)が広がり、治安が悪いイメージも強かった地域だが、なぜ高級リゾートの星野が建つのか驚きだった。 インバウンド需要がしばらくは期待できない中、国内需要だけで採算ベースに乗せないといけないから大変だろうが、その点の仕掛けはバッチリのようである。 どう集客し街がどう変化するか楽しみ。
コロナが収束しつつある今、今後の外食市場の成長を狙い飲食店の出店が増えている。長期化したコロナのせいで廃業が増え、賃借条件のいい良好な居抜き物件を出店意欲が旺盛な若手経営者が狙っている。成長速度を高める若手経営者は一気呵成に出店を進め、市場における存在感をいかんなく発揮したいようだ。 その為、メインバンクに融資申請をお願いするが、先行き不透明の中、出店速度が早すぎるとメインバンクはあえなく却下。成長志向はけっこうだが、出店スピードとマネジメント体制が連動しなければ、店舗運営
緊急事態が前面解除され、早く飲食店に飲みに行きたいと待ちわびた人が大勢おられたもの。さぞかし大盛況なのかと思っていたら、通常営業になったのに客足の戻りが遅いようである。 その主な原因は①感染が怖い②周囲の目が気になる③飲みに行く習慣がなくなった④会社から飲み会は時期尚早との通達、との事である。店にとって1番の稼ぎ時である忘年会も7割近くの会社がやらないようだ。 特に飲食店にとっては、③の飲みに行く習慣がなくなったは、今後を考えるとショックな事実である。飲食店の市場における存
今月に入り、感染者数の減少に伴い、お酒が出せるようになって20日が経過した。でも各店の業況を見ていると長い間、我慢していた店の常連様で活況を呈している店もあれば、そうでもない店もあるようである。お客さんは何気なくお店の普段の頑張りを適切に評価している。コロナで営業を自粛されて長期に渡り店が落ち込んでも強固な顧客基盤がある店は復活が早い。 顧客は店の重要な営業基盤で大切にするという、この当たり前の事を徹底せねばならない。普段きっちりしていない店は周りの店が賑わっても自店だけが
ラーメン店の倒産が増えているようだ。ラーメン単価はどんなに高くても1,000円位で薄利多売。狹小店舗が多い中、回転率が勝負だが、コロナによる時短協力の要請で、営業時間が制限されると採算が合わなくなり、経営が厳しくなるのは当然である。 その為、朝の時間帯に店を開け朝ラーメンを提供している店が話題にはなったが、定着するのには時間を要するであろう。「焼肉」「ラーメン」「回転寿司」と外食人気が高い業態だけに廃業店舗が増大し、競争による顧客満足度が高まらないのは若干寂しい気がする。
緊急事態宣言がようやく解除され、ゴールドステッカーを持つ飲食店は、10月からお酒が販売できて営業時間も21時までと延長されることになった。さっそく店を再開した飲食店主に聞くと、ずっとやってきた事なのに、しばらくやってないから勘を取り戻すのに一苦労と苦笑いされていた。 30年も商売され毎日同じ作業の繰り返しで、段取りや要領は体が覚えているようなものではあるが、それを今年は殆ど休んでいたから体が思い出すのが大変だったと思う。知識・経験・技術は相当な人でも、殆ど休んでいたらどんな
コロナの新規感染者数が減少し、緊急事態宣言が解除されそうで明後日にも決断されるようだ。それを見据え、長い間短時間営業したり、ずっと休んでいた店が再開に向け、動き出している。大丈夫かなとまだ不安ではあるが、発注の準備をし、また店内洗浄し、メニューも一新してお客様を迎える。元に戻すには時間がかかるが日進月歩で頑張って欲しい。 実証実験をどうするか、現場的にはもう少し早く決定してほしいと思う。そうしないと食材や酒の発注や人の手配が難しいからである。 コロナ過の外食には食材の高騰な
コロナで外食不況の中、好調なのが焼肉業態。換気の良さから感染対策の好イメージが定着し、感染を怖がるお客さんに人気である。また接待需要激減で、この時期は高級和牛が値崩れし、今が和牛をお手頃価格で食べる千載一遇のチャンスと喜ばれている。そもそもコロナ前から家が汚れるから、家で焼肉をしない家庭が増えていたことも一因である。今は行動自粛の中で、どうせ外食するなら焼肉をとの家庭も多いようで追い風が吹いているようだ。 大阪の感染防止認証ゴールドステッカーは現時点で27.113店が認証済
ラーメン店は日本全国に1万8000店(経済産業省統計)あり、非常に競争が激しい。「出店したい業態」として人気なラーメン店は、新規参入の敷居が他業態に比べ比較的低い半面、同一商圏での同業店舗の乱立、他の飲食店との競争などでレッドオーシャン化が進みやすい業態でもある。結果的に、他店との差別化ができない店舗を中心に競争が激しくなり、リピート客の獲得を目的とした割引クーポンの発行など、低価格戦略による体力勝負の消耗戦を余儀なくされるケースが多くみられる。(プレスリリースより引用)
人気のうどんチェーン店「丸亀製麺」。ここは各店に製麺機や大きなゆで釜を置き、店での手作り感をお客さんにアピールしている。 これらは、セントラルキッチンを設け、店内業務を省力化・マニュアル化し効率運営を目指す他のチェーン店とは一線を画していることを強調しているのである。 もちろんチェーン店である以上、単純化・標準化・専門化の3Sを徹底した効率化で単価を下げる事も必要だが、過剰な効率化は人間味をなくすから、その点のさじ加減も考慮したいい感じの店である。 丸亀製麺は、オープン