きよみずミチル個展「無量愛数」〜賢者たち〜
今回よりスタートするシリーズ「無量愛数」は、2014年~2023まで毎年展開した、きよみずミチル個展「猫愛」シリーズのテーマ「愛のカタチ」を発展させる試みです。
タイトルの「無量愛数」は、数の単位である「無量大数」からインスパイアされて生まれた、きよみずミチルの造語です。
このシリーズでは、森羅万象を対象に、動植物、ヒト、全ての生物の営みから垣間見える「愛の様態」がモチーフとなります。
地球上には、現在進行形の戦争、進む温暖化をはじめとする難問が溢れています。
世界は混迷の中にあり、この難問に答えを見つけることは困難な状況です。
「賢者無き」かのように見えるこの世界。
難問を解き、困難を解決する賢者はどこにいるのだろう。
今回のサブタイトル「賢者たち」には、ともすれば絶望感にも似た「私の想い」が込められています。
この世は、計り知れないほど多くの「愛の様態」で溢れています。
まさに無量です。
私は、この地球上で未だに続く争いの原因は、歪んだ「愛の様態」(様態=もののあり方や、行動の有り様、状態様相~大辞林より引用)だと考えています。
私は、自身の内なる愛の様態を見つめ直す時、世界の片隅にひっそりと存在する自分にできることは何か自問自答を続けてきました。
問いへの答えは、いつも同じです。
「私にとって、制作と祈りは同義。
描く行為は、いつも、そのまま「祈り」。
目に映る全ての事象、光景のカタチを借りて
「平和」を祈り「愛」のカタチを描く試みを続けていく」
そして、今、改めて誓っています。
「世界の片隅であっても、創作から逃げずに、日々向かい合うこと。たとえ、最後の一人になっても、生きている限り、創作から逃げることはない」
きよみずミチル
2024年吉日
※シリーズ「無量愛数」では、創作の基本スタンス「ジャンル無しの創作スタイル」をさらに進めて、抽象表現にも力を入れて展開を続けていく。
今回の展示では、アクリル画、墨ドローイング、半立体他。作品数は約30点。会期前半、会場での公開制作を行なった。
きよみずミチル個展「無量愛数」〜賢者たち〜
■開催期間 2024年10月29日(火) - 11月10日(日)
■開催時間 11:00-19:00 最終日は17:00まで
■入場無料 月曜休館
■会場:The Artcomplex Center of Tokyo東京都新宿区大京町12-9 2F ACT1
アートコンプレックスセンター
( ACT)のオンラインショップでは、個展作品のご購入ができます。
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