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遅刻=悪いこと …とは限らない!

この記事には、遅刻について考えた私の意見が書いてあります。

「遅刻」の分類をしよう!

大前提として、遅刻は信用を失う行為です。
しかし、それをどう受け止め、どう対応していくかは遅刻をした本人が向き合う課題だと私は考えます。
→アドラー心理学「課題の分離」の応用

ジャガイモの芽には、ソラニンという毒があります。
しかし、だからと言ってジャガイモ=毒 
→今後一切ジャガイモは食べません!…とはならないですよね?

これと同じで、確かに遅刻は信用を失う行為ですが、遅刻=悪いこと 
という思考は単純すぎると思うのです。

私の教員時代のエピソード

私はこの2年間ほど、生徒の遅刻に関して、とやかく言わないようにしました。
それは、生徒が朝の会や朝読書、出席確認の時間に遅刻しても、大きな支障がないことを理解したからです。
・朝の会の連絡事項は、紙に書いて教室の掲示板に貼りました。
・読書は学校以外の場所でもできます。
・本県では、高校に送る調査書(=内申書)に遅刻回数の記入欄はありません。※一部の私立高校は例外

遅刻が多い生徒は、遅刻しなくても怒られる!?

「お楽しみの日にだけ、遅れずにちゃんと来るのはダメです!」
指導する先生もいます。もちろん、その気持ちはわかりますが、それは単なる感情的な“反応”です。
おそらく、お楽しみの日にも遅刻をしたら…それはそれで、「今日くらい遅刻しないで、来なさい!」とその先生は指導されるでしょう。

私は、普段遅刻の多い生徒が、体育祭や修学旅行など特別な日に、時間どおりに来られたら、むしろ安心します☺
その生徒が行きたい!と思う日にきちんと参加できる
ということは、
将来、好きなことや得意なことを仕事にしたときも、きっと大丈夫だと思うからです。(言われたことをきちんとこなすよりも、物事の重要度を判断できる方が優秀な場合もある!)

遅刻をする“本当の理由”を考える

遅刻の理由は様々です。
・寝坊をした
・体調が悪かった
・直前の仕事がのびた
・電車が遅延した
・道を間違えた
・集合時間を間違えた

しかし、私の考える遅刻が多い人の本当の理由は、このどれでもありません

あなたが遅刻をしないようにする理由は何ですか?

(違ったら、ごめんなさい)
でもおそらく、ほとんどの人は…何となく、あるいは子どものときにそう教わったから…という理由ではないでしょうか。
もし思考停止で『遅刻は悪いことだから気を付けよう』となっているのだとしたらそれは、チームや学校、会社などの組織、あるいは自分の人生において大きな損失です。

遅刻した仲間や同僚に対して、無意味な不満を感じてイライラしたり、雰囲気がギスギスしたりするのは、あまりにもったいないことです。

ここまで、ご覧くださりありがとうございました。

今日の記事が、皆さんの人生の何かにお役に立ったら嬉しいです。
by kiyomi🍊

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